WirelessWire Newsで「沈鬱な黒い毒と小さな希望」を公開。
少し早めの公開になるが、早く書かないとこの後いろいろ用事が立て込んできて、時間が割けなくなるのが読めていたので急いだのだが、今回は書くのにとにかく疲弊した。正直、どうなることかと思った。
今回の文章の BGM は、最後に歌詞を引用したこの曲ですね。ちょっとクリスマスソングっぽい雰囲気もありますし。
ヴァージニア・アストレイとデヴィッド・シルヴィアンのデュエットで、この曲を初めて聴いた頃は、ラブソングなんでしょ? と思い込んでいたので、後で歌詞を知ってその文句なしの暗さにたじろいだものである。
例によって今回の文章も豊富なリンクを含んでいるが、それでもどうしても入れ込むことができなかった文章があるので、ここで紹介しておきたい。
まずは柴那典さん(id:shiba-710)の「【ポップの羅針盤】第9回 ポップスターの敗北とポッドキャスターの勝利」だが、以下のポイントは言われてみれば当たり前だけど、盲点だった。
そして、ここが大きなポイントなのだが、少なくともSpotifyというプラットフォームにおいて、音楽とポッドキャストは直接的な競合関係にある。トークと曲のどちらを聴くか、どちらに耳を傾けるか、日々ユーザーはアプリの中で選択しているわけなのだから。
【ポップの羅針盤】第9回 ポップスターの敗北とポッドキャスターの勝利 by 柴 那典 – No Music, No Life.
関連して、「「マノスフィア」の勝利──トランプを大統領にしたインフルエンサーたち」も参考になる。
あと、「若者の経済的不満による「テストステロン投票」がトランプに勝利をもたらした」を読むと、世代間問題など意外に日米で共通する問題があるんだなと思ったりした。
そして、実は今回の文章は、モリー・ホワイトの最後の XOXO Festival での講演を中心に書く予定だった(けど、全然変わっちゃった)。
英語の講演を聞き取れないという方は、文字起こしである「我々のウェブのために戦う」を見てください。
そうそう、この文章にはコリイ・ドクトロウが「みんな! RSSはいいぞ!」で物言いをつけている。
あと今回の文章では、タイトル並びに本文で珍しく小説から引用させてもらった。