当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

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グリーンソフトウェアとは何ぞや?

オライリー本家から Building Green Software なる本の刊行が予告されている。Building Green Software: A Sustainable Approach to Software Development and Operations作者:Currie, Anne,Hsu, Sarah,Bergman, SaraOreilly & Associates IncAmazon恥ずかし…

宇宙はつらいよ、という当たり前の現実を見せてくれそうなウィーナースミス夫妻の新刊『A City On Mars』

コリイ・ドクトロウの Pluralistic で、『いつになったら宇宙エレベーターで月に行けて、 3Dプリンターで臓器が作れるんだい!?』(asin:4759820353)の邦訳があるケリー・ウィーナースミス(生物学者)、ザック・ウィーナースミス(漫画家)夫妻の新刊 A C…

ジョン・ケイル、ルー・リード、パティ・スミス、デヴィッド・バーンが1976年に共演したライブ音源を聴く

きっかけは Facebook で、ジョン・ケイル、ルー・リード、パティ・スミス、デヴィッド・バーンの4人がステージで演奏する写真を見たことだった。キャプションに1976年とある。パティ・スミスがデビュー作の傑作『Horses』(プロデュースはジョン・ケイル)を…

ベスト・オブ・エネミーズ(NTLive)

昨年観に行きたかったが都合が悪くて行きそびれ、悔しく思っていた。が、年末年始のナショナル・シアター・ライブ10周年記念アンコール上映のおかげで、もうすぐ取り壊しになる大洋映画劇場でようやく観れた。NTLive の作品を映画館で観るのはこれが初めてで…

2023年下半期にNetflixで観た映画の感想まとめ

ここ数年、半年に一度やっているエントリ(前回、2023年上半期)で2024年を始めたい。近作のみ取り上げる。 プロミシング・ヤング・ウーマン(Netflix) キャリー・マリガンは『17歳の肖像』でブレイクした後、『わたしを離さないで』や『インサイド・ルーウ…

今もっともホットな出会い系サイトはLinkedIn?

www.businessinsider.com「世界最大のプロフェッショナルネットワーク」を謳う、ビジネス特価型 SNS 最大手の LinkedIn が、リモートワーク時代の今、もっともホットな出会い系サイトになりつつあるという記事だが、ホントかよ。この記事では、LinkedIn で仕…

25年前にJabberを立ち上げたジェレミー・ミラーは現在Blueskyの理事を務めている

news.slashdot.org(当時人気だった ICQ や AIM などの)インスタントメッセージシステムへの透過的な通信を可能にするオープンソースプラットフォームを目指す Jabber が立ち上がって25年になるよというストーリーだが、25年前のストーリーを告知したユーザ…

信頼なき時代、偽情報についての本が求められているようだ

www.nytimes.com「信頼なき時代における偽情報の問題」というタイトルの New York Times の記事だが、イーロン・マスクが X(旧 Twitter)における信頼の維持にリソースを割くのをやめ、コンテンツモデレーションチームを解体し、代わりにヘイトスピーチやワ…

2024年、ロバート・フリップ先生のお言葉をあらためて噛みしめる

昨年末のクリスマスにロバート・フリップ先生が短い動画を公開している。 奇妙で不確かな時代には、時に理性的な人は絶望してしまうかもしれない。 しかし、希望は理屈ではなく、愛はこれよりもさらに偉大なものだ。 創造欲求の言葉にできないほどの博愛を信…

はてなブックマークで振り返る、2023年にワタシが遺した文章

2015年まで、年末最後のブログ更新時に、その年自分が書いた文章でもっともはてなブックマークを集めたもののランキングをやっていた。昨年、無期限活動停止を終えて WirelessWire News 連載を再開し、今年はおかげさまでまたそういう企画をやれるくらいいろ…

ダグラス・ラシュコフの来日講演動画が公開されている(日本語字幕付き)

store.voyager.co.jp元々の予定より少し遅れ、今月実現したダグラス・ラシュコフの来日講演の動画が公開されている。しっかりした日本語字幕もついているよ。この講演は、ラシュコフの『デジタル生存競争』の良い内容紹介にもなっているし、何よりラシュコフ…

2023年末になってウィキペディア(ン)の本が2冊刊行されている

open.spotify.com初回から聞いているポッドキャストで知ったのだが、最近になってウィキペディアについての本が刊行されている。ウィキペディアについての本というと、ウィキペディア自体を研究し、論評する本は過去にあり、しかし、そういう本が出ていたの…

デザイン思考は期待外れだったのか?

ssir-j.orgついこの間「さよなら、さよなら、デザイン思考」という文章を読んだばかりだが、デザイン思考の評価並びに模索すべき方向性についての詳細な記事が Stanford Social Innovation Review(SSIR)で公開されている。この記事の原文は SSIR で2023年…

最近ご恵贈いただいた本の紹介

ありがたいことに、年末になって2冊本をご恵贈いただいた。後述する理由ですぐに感想を書ける本ではないので、ひとまず紹介させてもらう。まずは、訳者の服部桂さんからご恵贈いただいたジョン・マルコフ『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数…

レベッカ・ブラッド『ウェブログ・ハンドブック ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス』訳者あとがき全文公開

レベッカ・ブラッド『ウェブログ・ハンドブック ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス』のサポートページで訳者あとがきを全文公開。なぜ今頃になってと思われるだろうが、今月、『ウェブログ・ハンドブック』が刊行されて20年になるんですね。ワタ…

修理できないなら、所有していることにはならない? リペアマニフェストで再認識する「修理する権利」

www.ifixit.com家電やガジェットなどの修理部品を販売し、製品の分解の解説並びにオンライン修理ガイドを公開する iFixit で Repair Manifesto が Pluralistic で取り上げられている。マニフェストの日本語訳(リンク先 PDF ファイル)もあるが、そこにも書…

これこそ日本のものづくり? 海外で注目されるプロセスXの動画

www.openculture.com日本のマンホールの蓋を大量生産する現場が取り上げられている。手がけるのは日之出水道機器株式会社である。boingboing.netこちらでは、北星鉛筆株式会社の工場で、鉛筆を大量生産する現場が取り上げられている。boingboing.netそして、…

原田裕規によるクリスチャン・ラッセン本が2冊も出ていた

小田切博さんの投稿で、『評伝クリスチャン・ラッセン』なる本が出たばかりなのを知る。評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家 (単行本)作者:原田 裕規中央公論新社Amazonクリスチャン・ラッセンと言えば、Wikipedia 英語版に項目すらないが、バブ…

元キュアーのロル・トルハーストによるゴスの歴史本が気になる

The 10 Best Music Books of 2023 | Pitchfork The Best Music Books of 2023 Pitchfork、そして Rolling Stone で2023年に出た音楽本のベスト選が記事になっているが、ここでも取り上げたウィルコのジェフ・トゥイーディーの著書やサーストン・ムーアの回顧…

窓ぎわのトットちゃん

映画 「窓ぎわのトットちゃん」Blu-ray豪華版 [Blu-ray]大野りりあなAmazon正直に書くと、本作は『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』以上に自分が観に行く映画としてまったく考えてなかった。が、ワタシの観測範囲でとても強く推す声をいくつか耳にしたので行ってみた…

2023年最悪のテック製品は何か?

www.latimes.com「テクノ楽観主義者からラッダイトまで」で新刊を取り上げたブライアン・マーチャントが、贈り物が多く買われるホリデーシーズンに向けて、2023年最悪のテック製品についての記事を書いている。彼の新刊がラッダイト運動に光を当てるものなこ…

スティーブン・ジョンソンが現在Googleの従業員なのに驚いた話と来年出る彼の新刊

wired.jpこのスティーヴン・レヴィの記事にはちょっと驚いた。なぜかというと、このブログでも新刊が出るたびに取り上げているスティーブン・ジョンソンが、50代にして Google のフルタイムの従業員になっていたから。彼が Google で手がけるのが AI ノート…

グレン・ワイルの来日トークイベントが来年年明けに開催される

lu.ma以前、「オードリー・タンとグレン・ワイルが『Plurality: 協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジー』という本を共著している」というエントリを書いているが、id:tkgshn さんにグレン・ワイル(グレン・ウェイル)の来日トークイベントが開催…

『ゴジラ-1.0』はアカデミー賞作品賞にノミネートされるべきだ。これはジョークではない。その理由は――

www.cinemablend.com『ゴジラ-1.0』が北米でも大ヒット、そして大絶賛されているのにはさすがに驚いたが、Rich Knight というライターが、『ゴジラ-1.0』はアカデミー賞作品賞にノミネートされるべき。いや、ジョークじゃないぞ、という前のめりな記事を書い…

WirelessWire News連載更新(オープンソースの失われた10年と「オープンソースAI」の行方)

WirelessWire Newsで「オープンソースの失われた10年と「オープンソースAI」の行方」を公開。これでも常識的に考えて長すぎるのだろうが、とにかく最近の数回より短くすることを心がけた。そういいながらブルース・シュナイアー先生の信頼論をこっそり入れ込…

ウィキメディア財団が10年以上ぶりに新たに手がけるWikifunctionsプロジェクト

wikimediafoundation.org以前、ウィキメディア財団が手がけるプロジェクトが13個であることを取り上げたが、ウィキメディア財団が2012年以来、10年以上ぶり(!)に新たにプロジェクトを立ち上げた。それが Wikifunctions で、世界中の自然言語とプログラミ…

内部告発された「Facebookファイル」に関する書籍を紹介

gigazine.netハーバード大が、マーク・ザッカーバーグからの巨額寄付を受けたら、手のひらを返して研究者を追い出しにかかった話だが、元々行われていた研究は、フランシス・ホーゲンによって内部告発された、著名ユーザーへの優遇免責や悪質なコンテンツを…

ルー・リードの最後のソロアルバム『Hudson River Wind Meditations』が再発される

americansongwriter.comルー・リードの最後のソロアルバム『Hudson River Wind Meditations』が来年1月に再発されることが告知されている。え、なんで今まで再発されてなかったの? と思われるかもしれないが、それはこのアルバムがイレギュラーな作品だから…

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 通常版Blu-ray(描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]HappinetAmazon金曜夜、『マエストロ:その音楽と愛と』を観に行くため…

2023年の10枚――今年失われたものを中心に

はじめに 今年、2023年はとにかく WirelessWire News 連載のテンションを落とさないことに心を砕いた年だった。これが場末の雑文書きのワタシにとって最後の連載になるのが予想できるわけで、それに執着するのは仕方がないことである。果たしていつまで折れ…

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