当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

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Security

エドワード・スノーデンの暴露を主導し、ニュースベンチャーを立ち上げるグレン・グリーンワルドの本が出る

エドワード・スノーデンによる NSA の PRISM 計画の告発を主導したのが Guardian のグレン・グリーンワルド(Glenn Greenwald)で、スクープ後当局がグリーンワルドの恋人の身柄を拘束したり、Guardian を離れニュースベンチャーの立ち上げを表明したり、こ…

インターネット監視に抵抗しうる10のステップ

Ten Steps You Can Take Right Now Against Internet Surveillance | Electronic Frontier Foundation NSA による通信盗聴の問題は、世界35カ国首脳の通話を盗聴していただの、メルケル独首相の携帯電話を(野党党首時代の)10年以上前から盗聴してただの相…

ブルース・シュナイアー『Liars & Outliers』の邦訳が山形浩生訳で出るぞ

ここでも何度か紹介しているが、ブルース・シュナイアーの Liars and Outliers の邦訳が来月出る。信頼と裏切りの社会作者: ブルース・シュナイアー,山形浩生出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2013/12/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品…

ブルース・シュナイアーが説く、NSAの監視から安全でいる方法

NSA surveillance: how to stay secure | Bruce Schneier | World news | theguardian.com 最近も NSA はサイトの協力による裏口アクセスで殆どの暗号を破っているという怖い報道もあって、この話のネタはしぶとく尽きない。Boing Boing や Slashdot など各…

Bitcoinの金鉱はそのプロトコルにあり(様々な応用例)

The money is in the Bitcoin protocol | Internet Ganesha 2011年の最初の熱狂のピーク以降、いろいろ問題を指摘されつつ、最近も「2万ドルのBitcoin用ATM、RoboCoin、予約受付開始」など話題に事欠かない仮想通貨 Bitcoin だが、Bitcoin の重要性はそのプ…

オライリーからビッグデータ&プライバシー本の邦訳が出ていた

O'Reilly Japan - ビッグデータとプライバシー なんだよ、オライリー・ジャパンちゃん、教えてよ〜(なれなれしい)。昨年の夏に紹介したビッグデータとプライバシーをタイトルに冠した本の邦訳が今月出ていた。 本書は、ビッグデータの一般化によってもたら…

電子フロンティア財団(EFF)に寄付した&PRISM関係フォローアップ

ワタシはオープンソース〜フリーカルチャー関係の団体に毎年寄付を行っており、そのようなネット上の活動に密接に関係した寄付についてはブログ上で情報開示を行っている。これは電子フロンティア財団(EFF)についてはその活動にはずっと敬意を払ってきたし…

WirelessWire Newsブログ第4回公開(社会的価値としてのプライバシー)

WirelessWire Newsブログに「社会的価値としてのプライバシー(後編)」を公開。この文章が世間的にはお盆休みまっただなかに公開される経緯は昨日書いた通りである。読んでくれる人がいるのかどうか分からないが、先週の金曜日に歯をくいしばって書いた渾身…

ブルース・スターリングが「爆弾工房」その後を書く「エクアドルの書斎」

The Ecuadorian Library - Geek Empire - Medium サイバーパンク SF の代表的作家にして、『ハッカーを追え!』などハッカー文化にも造詣が深いブルース・スターリングは、Wikileaks による米国の外交公電リーク事件を受け、「サイファーパンクの爆弾工房」…

WirelessWire Newsブログ第3回公開(社会的価値としてのプライバシー)、そして関係者への重要なお願い

WirelessWire Newsブログに「社会的価値としてのプライバシー(前編)」を公開。今回もあまりに長くなりそうだったので、前後編に分けることになってしまった。この前後編に分けるの、ご大層な割に読者にしてみれば集中力が切れるのでやりたくなかったのだが…

邦訳がとっくに出ていたソーシャルエンジニアリング本の大物とケヴィン・ミトニックの話

2年以上前に久方ぶりのソーシャルエンジニアリング本の大物か『Social Engineering: The Art of Human Hacking』と紹介した本の邦訳が出ていることを調べ物をして知った。ソーシャル・エンジニアリング作者: クリストファー・ハドナジー,成田光彰出版社/メー…

あなたがオンラインプライバシーについて(たぶん)知らない12のこと

12 Things You (Probably) Didn't Know About Online Security - ReadWrite この手のリストはもう食傷としかいいようがないが、最近はワタシもオンラインプライバシー分野のトレンドに疎くなってしまったので、おさらいの意味でざっと訳しておく。 ビッグデ…

Skypeにプライバシー問題に関する透明性を求める公開書簡

Open Letter to Skype ReadWrite や Slashdot など各所で話題になっているが、多くのインターネット活動家やジャーナリストが名を連ね、Skype(との親会社のマイクロソフト)に公開書簡を出している。これを書いた人たちが懸念するのは、マイクロソフトの買…

『プライバシー・バイ・デザイン』という本が面白そうだ

クロサカタツヤさんのツイートで『プライバシー・バイ・デザイン』なる本を知る。プライバシー・バイ・デザイン作者: アン・カブキアン,堀部政男,一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC),JIPDEC出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2012/10/25メディア:…

ケヴィン・ケリー曰く「匿名なんてものはない」

ペトレイアス CIA 長官がバイオグラフィーとの不倫スキャンダルで辞職というニュースを受け、ケヴィン・ケリーが Anonymous is Not という文章を Google+ に書いている。 ペトレイアス事件の大きなインパクトは、軍隊やセックスや名声とは関係ない――それは匿…

『Everyday Cryptography』は『暗号技術大全』以来の暗号技術本の定番になるか

Book Review: Everyday Cryptography - Slashdot 網羅的な暗号技術の本というと、何といってもブルース・シュナイアーの『暗号技術大全』(asin:4797319119)が定番なわけだが、あの本も原書が出てから20年近く経っている。これまでそのギャップを埋める本が…

Kyushu Information Security Day 2012に参加した。

土曜日に Kyushu Information Security Day 2012 に参加してきた。最近はすっかりセキュリティ界隈からも縁遠くなってしまったが、ネットワークを日々利用する上でセキュリティの話自体から無縁ではいられないわけである。そうした意味で、最新動向を聞かせ…

PGPの作者フィル・ジマーマンがセキュアな通信を実現するモバイルアプリの会社を立ち上げ

Boing Boing で知ったのだが、PGP の生みの親として知られ、昨年インターネットの殿堂入りもしたフィル・ジマーマンが、Silent Circle という会社を立ち上げている。Silent Circle が開発するのは、Android や iOS 向けのセキュアな音声通信/データ通信を実…

セキュリティ専門家からの米国議会への公開書簡:サイバーセキュリティの悪法を止めろ

An Open Letter From Security Experts, Academics and Engineers to the U.S. Congress: Stop Bad Cybersecurity Bills | Electronic Frontier Foundation こないだ SOPA や PIPA を止めたと思ったら、今度は Cyber Intelligence Sharing and Protection Ac…

ブルース・シュナイアー先生の新刊『Liars & Outliers』が発売されていた

Why Doesn't Society Just Fall Apart? - Forbes 以前内容紹介とその書名の変遷について書かせてもらったブルース・シュナイアー先生の新刊が発売になっていたので早速 Kindle 版を購入した。9ドル99セントなり!Liars and Outliers: Enabling the Trust tha…

シュナイアーの新刊に符合するであろう道路交通法のセキュリティホールと数万人に1人のレベルのクズの話

少し前に、来年はじめに刊行予定のブルース・シュナイアーの新刊『Liars and Outliers』の内容紹介を書いたのだが、それに符合するんじゃないかと思う文章が話題になることが多く、一種のシンクロニシティなのかしらと勝手に思ったり。まずは登大遊さんの「…

電子フロンティア財団が指南するより安全なフリーソフトウェア/オープンソースソフトウェアの書き方

Guidelines for Securing Open Source Software | Electronic Frontier Foundation 電子フロンティア財団(EFF)のメンバーが libpurple やその関連ライブラリのセキュリティ監査を行い、セキュリティに専門の担当を置く人的リソースがなかなか持てないコミ…

クラウドソーシングからクライムソーシングへ:分散犯罪の勃興

From crowdsourcing to crime-sourcing: The rise of distributed criminality - O'Reilly Radar これはタイトルがうまい。ヤラレタという感じである。Jeff Howe が The Rise of Crowdsourcing を書いて5年あまり、クラウドソーシングという言葉はこの業界で…

ブルース・シュナイアーの新刊とその書名の変遷

セキュリティ研究者として名高いブルース・シュナイアーの『Cryptography Engineering』以来の新刊が来年刊行される。シュナイアーが最初に新刊について言及したのは今年の2月までさかのぼり、その内容が Societal Security(社会の安全)であり、『セキュリ…

P2P仮想通貨Bitcoinシステムにおける匿名性の分析:Bitcoinは匿名にあらず

P2P 仮想通貨サービス Bitcoin(日本語版)については5月あたりに最初の熱狂のピークがあり、そのあたりについては TechCrunch の「オープンソースの電子マネー、Bitcoinの実験」に詳しいが、6月になって最も人気の通貨交換所が盗まれたアカウントにより崩壊…

アーロン・シュワルツ逮捕は米国版Librahack事件なのか?

著名なウェブ活動家、データ窃盗の疑いで逮捕 - CNET Japan アーロン・シュワルツ(Aaron Swartz)が逮捕されてしまった。彼のことは、Wired Vision の連載でも「アーロン・シュワルツ先生の次回作にご期待ください!」と「ネットは政治の監視者たりえるか」…

OpenNet Initiativeの『Acess〜』シリーズの最新作はアジアのインターネットのネット検閲がテーマ

ジョナサン・ジットレインや John Palfrey といった当代きっての論客を含む OpenNet Initiative の研究者による『Acess〜』シリーズの最新作 Access Contested が9月に刊行される。Access Contested: Security, Identity, and Resistance in Asian Cyberspac…

オライリーからビッグデータ&プライバシー本が出る

次なるフロンティアと目されるなど、最近バズワード化が著しい「ビッグデータ」だが、来月オライリーから Privacy and Big Data という本が出るのを知る。Privacy and Big Data: The Players, Regulators, and Stakeholders作者: Terence Craig,Mary E. Ludl…

もっとも危険な25のソフトウェアエラー2011年版

CWE - 2011 CWE/SANS Top 25 Most Dangerous Software Errors 毎年恒例になりつつあるが、もっとも危険な25のソフトウェアエラーの2011年版が公開されている。1位は例によって SQL インジェクションで、以下バッファオーバーフロー、クロスサイトスクリプテ…

ブラム・コーエンがブルース・シュナイアー他『Practical Cryptography』にダメ出し

bramcohen: Practical Cryptography Corrected BitTorrent の作者(企業としての BitTorrent の共同設立者)であるブラム・コーエンが、ブルース・シュナイアーが共著者である(『暗号技術大全』(asin:4797319119)の続編といえる)Practical Cryptography …

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