当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

マーク・ザッカーバーグが2004年以降に公に行った全発言のデジタルアーカイブがあったのか

zuckerbergfiles.orgいやぁ、驚いたねぇ。サイト名で「Facebookファイル」を連想するがその話ではなく、Facebook あらため Meta の創業者であり CEO であるマーク・ザッカーバーグが、2004年以降に公に行った全発言のデジタルアーカイブである。1700をこえる…

ローリー・アンダーソンがルー・リードのAIチャットボットを作成したって!?

www.theguardian.comローリー・アンダーソンというと、少し前に過去のパレスチナ支援表明を大学側が問題視したため、芸大の教授職を辞退なんて遺憾なニュースがあったが、ルー・リードの言葉やスタイルを模倣する AI チャットボットを作成しており、「私は完…

落下の解剖学

本当は『コヴェナント/約束の救出』を観たかったのだが、都合と上映時間の兼ね合いでこちらになった。裁判劇に優れた映画が多いし、子供の頃に観た『十二人の怒れる男』で陪審制を知ったのをはじめ、ワタシは映画を通じて裁判というものを学んだところがある…

デューン 砂の惑星 PART2

『DUNE/デューン 砂の惑星』からおよそ2年半を経て公開される続編である。IMAX での先行上映を金曜夜に観てきた。以下、未見の人はご注意を。さて、映画館の IMAX シアター前にあったポスターを撮ったのだが、ちょっと気にならないだろうか?本作の登場人物…

IFTTTのアプレットが2月22日にすべて無効になっていた話

先日、某所で IFTTT のことを「アイエフティティティ」と発音したことにあとで気づいて、しまったと赤面した。脳内での呼び名が正しいそれと違うことがワタシの中でいくつかあり、それは仕方ないとしても、音声で残る場でそれをやると恥ずかしい。ただ、リス…

テクノロジーはスタートレックの時代からダグラス・アダムスの時代に突入したのか

interconnected.org我々は、スタートレックにインスパイアされたテクノロジーから、ダグラス・アダムスの本から抜け出てきたようなテクノロジーの時代に移りつつあるようだという話である。そう言われただけで、なんとなく「分かる」と感じてしまうのだが、C…

設立40周年を迎えたTEDの親玉クリス・アンダーソンの新刊が出ていた

Talks at Google に TED の代表として知られるクリス・アンダーソンが登場していた。これで知ったのだが、彼の新刊 Infectious Generosity が先月出ていたのね。Infectious Generosity: The Ultimate Idea Worth Spreading作者:Anderson, ChrisW H AllenAmaz…

「インターネットの黒暗森林理論」についてのアンソロジー本ができていた

darkforest.metalabel.comねじまきさんの投稿で知ったのだが、劉慈欣の『三体』、正確には『三体Ⅱ 黒暗森林』に登場する「黒暗森林理論」をインターネットに適用した文章のアンソロジーが出たとのこと。この「インターネットの暗い森理論」は、ワタシも何度…

映画『アンタッチャブルズ』に出演せずに2万ポンドを手にしたボブ・ホスキンス

年明け、Facebook で映画『アンタッチャブルズ』に関するちょっと面白い話を読んだのだが、これ本当にあったことなのかねと思い調べてみたら、Wikipedia 経由で情報源となる記事を見つけた。metro.co.uk『アンタッチャブルズ』のアル・カポネ役は、最初ボブ…

夜明けのすべて

三宅唱監督の名前は、前作『ケイコ 目を澄ませて』がワタシの観測範囲で評判で知ったが、残念ながら都合がつかず観に行けなかった。たまたま宇野維正の「映画のことは監督に訊け」を読み(ここでの三宅唱監督の返しが妙に可笑しい)、本作がその新作なのを知…

ボーはおそれている

【Amazon.co.jp限定】ボーはおそれている(ビジュアルシート4枚セット 付) [Blu-ray]ホアキン・フェニックス,ネイサン・レイン,エイミー・ライアン,パーカー・ポージーAmazon映画のストーリー展開にはっきり触れるので、未見の人はご注意ください。本国で興行…

イーロン・マスク買収後のTwitterを取材したノンフィクション本の刊行が続いている

www.nytimes.comイーロン・マスクによる Twitter 買収を取材した本というと、昨年秋に異様に仕事が早いベン・メズリックが既に本にしている話を取り上げているが、今月、イーロン・マスクによる Twitter 買収、そしてその後の混乱を取材した本が2冊刊行され…

ローレンス・レッシグの久方ぶりの新刊『大統領選挙の盗み方』が出ていた

lessig.medium.comローレンス・レッシグの Medium で知ったのだが、彼の久方ぶりの新刊(共著)How to Steal a Presidential Election が出ていた。How to Steal a Presidential Election作者:Lessig, Lawrence,Seligman, MatthewYale University PressAmazo…

マイケル・ヘラーの新刊の邦訳『Mine! 私たちを支配する「所有」のルール』が来月出るぞ

yamdas.hatenablog.comおよそ一年半前に取り上げた、『グリッドロック経済』(asin:4750515639)の邦訳があるマイケル・ヘラーの新刊(共著)だが、『Mine! 私たちを支配する「所有」のルール』の邦題で来月邦訳が出る。Mine! 私たちを支配する「所有」のル…

WirelessWire News連載更新(「お前の手は血まみれだ」に始まる2024年のクリシェ、そしてAIの儚い未来の落としどころ)

WirelessWire Newsで「「お前の手は血まみれだ」に始まる2024年のクリシェ、そしてAIの儚い未来の落としどころ」を公開。今回もぶち狂った長さになってしまいました……。さて、今回の原稿で取り上げられている文章、昨年末から今年のはじめに公開されたものが…

感動した芸術作品がAIによって作成されたと知ったらその感動は変わるか? その逆もあるか?

scripting.comデイヴ・ワイナーが、スティーブン・レヴィが Bluesky か Threads かどっちか忘れたけど、興味深い質問をしていたと書いている……が、これこそ、実は2024年的なのかもしれない。Twitter あらため X がゴミだめとなり、Bluesky や Threads や Mas…

「オープンソースAI」の定義は今どうなっているか

blog.opensource.org「オープンソースの失われた10年と「オープンソースAI」の行方」で取り上げた「オープンソース AI」の定義策定の現状について、OSI のステファノ・マフリが書いている。「オープンソース AI」の定義のドラフトは v.0.0.5 だが、一目見て…

企業のクラウド離れが起こっている理由

www.infoworld.com『Insider's Guide to Cloud Computing』(asin:B0BYHX7LF6)の著書もあるクラウド分野のベテランである David Linthicum が、「企業のクラウド離れ」についての記事を書いている。最新の調査で、英国の企業の25%が、クラウドベースのワー…

ダム・マネー ウォール街を狙え!

ダム・マネー ウォール街を狙え! [Blu-ray]ポール・ダノ,ピート・デヴィッドソン,ヴィンセント・ドノフリオ,アメリカ・フェレーラAmazon昨年、「映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』がすごく面白そうな件とベン・メズリックの異様な仕事の早さに驚いた…

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア

ジョナサン・デミの『ストップ・メイキング・センス』については、かつて史上最高の音楽映画に選んだのをはじめ、このブログでもこれまで何度も讃えてきた。ワタシは今50歳だが、この映画をリアルタイムには体験していない。ワタシの故郷の田舎では公開され…

MetaがAIをオープンソースにする理由をマーク・ザッカーバーグが語る

news.slashdot.orgMeta のマーク・ザッカーバーグが、AI のオープンソース化について語った言葉がなぜか Slashdot に掲載されているので、その部分を訳してみた。 我々が研究や膨大な計算の成果をオープンソースにして、どのように利益を得るのか疑問に思っ…

マリアナ・マッツカートの『The Value of Everything』の邦訳『国家の逆襲』が昨年出ていたのか

yamdas.hatenablog.com調べものをしていて、4年前に紹介したマリアナ・マッツカートの『The Value of Everything』の邦訳が、『国家の逆襲』の邦題で昨年刊行されていたのを知った。国家の逆襲作者:マリアナ・マッツカート経営科学出版Amazon『The Value of …

嘉島唯さんの初の著書『つまらない夜に取り残されそうで』が今月出るぞ!

yamdas.hatenablog.com3年以上前のエントリだが、そこでワタシは以下のように書いている。 嘉島唯さんは生きのびて、優れた文章を書き続けてほしいし、数年のうちに、来年にでも彼女の本を読めればと願っている。お互い生き残って、数年後でもそうした形で会…

ホラーエンターテイメントを真面目に研究したデイヴィッド・J.スカルが亡くなっていた

www.nytimes.comデイヴィッド・J.スカル(公式サイト、Wikipedia)の名前を久しぶり見たなと思ったら、訃報だった。車の事故に巻き込まれて亡くなったとのこと。享年71。彼の著作は、日本でも90年代後半に次々と邦訳が出た。ハリウッド・ゴシック―ドラキュラ…

シェイン・マガウアンが亡くなる30年以上前、かなりその近くまで来ていた頃の話

nme-jp.com旧聞に属するが、昨年ザ・ポーグスのシェイン・マガウアンが亡くなった。現代英国でもっとも愛されるクリスマスソング「ニューヨークの夢(Fairytale of New York)」をはじめとする代表曲で知られるが、訃報を受けてアイルランドの大統領が追悼の…

ソーシャルメディアのアルゴリズムがいかに我々の文化を「フラット化」したか

nejimaki-radio.comNew Yorker の記事を紹介するエントリだが、これで Kyle Chayka の新刊 Filterworld を知った。ねじまきさんの以下の要約を読み、まさにこれ、ワタシが先週書いた「WEIRDでいこう! もしくは、我々は生成的で開かれたウェブを取り戻せるか…

かのジョン・ラセターがBSDデーモンのロゴを描いていた!

www.jacobelder.comMIT の蚤の市で、1986年に発行された 4.3 BSD のマニュアルの表紙に描かれている BSD デーモンのマスコットに「初期 Unix システムと現代文化のつながり」を見つけたという話である。なにかというと、BSD デーモンを描いたのが、ルーカス…

アカデミー賞にノミネートすらされなかった今世紀の名演技20選

www.theguardian.com先ごろ第96回アカデミー賞のノミネートが発表された。日本関係では『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞、『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション映画賞、そして↓に感想を書いている『PERFECT DAYS』が国際長編映画賞(日本代表作品として…

PERFECT DAYS

年末年始に『枯れ葉』か本作を観たいなと思いながら、逃してしまう感じだった。今週たまたま時間ができたので、『みなに幸あれ』など観たい映画はいくつかあってどれを観るか迷ったが、上映時間の関係で本作になった。役所広司が好演しており、彼のことが好…

WirelessWire News連載更新(WEIRDでいこう! もしくは、我々は生成的で開かれたウェブを取り戻せるか)

WirelessWire Newsで「WEIRDでいこう! もしくは、我々は生成的で開かれたウェブを取り戻せるか」を公開。今回のタイトル(の前半)は、言うまでもなく↓のもじりなので怒らないように。とにかく AI がメインテーマでない文章を書きたかった。といいつつ、や…

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)