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Wikiばなについて、もしくは3月13日に生まれて

先日、3月13日ははてなダイアリー正式版公開2周年という話をしたら、shino さんに Wiki ばなも3月13日が誕生日だと教えられた。

かつて橋本大也さんは「ブログ、SNSに続くのは名称はどうあれ「オフ会」系のリアルイベントなのではないか」と書いていて、最初これを読んだときは、「オフ会かよ!」と笑ってしまったものである。

もちろん橋本さんはただの飲み会のことを書いたのではないだろう。例えばそれは実際に橋本さんらが主催する無敵会議などのイベントであり、Wiki ばなもそうした流れに含めてよいレベルに達していると思う。

それに逆に言えば、この一年の間に四度 Wiki ばなが開催されたということで、考えてみればこれはすごいことである。こういうのは決してWiki病とは言うまい。

Too weird to live, and too rare to die. 続報

「ジャーナリズム最高のハッカー」を訳したときに、そこで引用されている文章は本当にハンター・トンプソンのものなのかという疑問を書いたが、『ラスベガス★71』(Fear and Loathing in Las Vegas)の訳者である山形浩生氏に伺ったところ、確かに『ラスベガス★71』には該当箇所はないとのことだった。

ただトンプソンはこれの回想記と他のレース取材記事を書いていて、その中に件の文章があったと記憶しているとのことだった。

まだ完全な確証はないが、どうやらトンプソン自身の言葉だと考えて間違いなさそうだが、Fear and Loathing in Las Vegas そのものではない。

あと余談だが、山形さんも3月13日生まれだったりする。

NTTドコモ社長中村維夫の得意技?

“ダーティハリー”が次世代ゲーム機には毎度ながらの Spencer F. Katt 節だが、

 友人は最後にもう1つ、面白い話を聞かせてくれた。日本のNTTドコモの中村維夫社長は、携帯電話の操作にかなり熟達しているらしく、会議中、ポケットから本体を取り出さずに部下にメールを送ったりするそうだ。

というのはジョークだよね? もしかしてワタシが知らないだけ?

あと最後の「人には限界ってものがあるんだよ」というのは、原文をあたると "A man's got to know his limitations" で、2ちゃんねるDVDーBOX発売記念!!ダーティハリー!!によると、「ガラにもないことするからだ」とか「ツキってやつは、いつかは落ちるもんさ」とか訳されているようだ。

嗚呼、お笑いパソコン日誌が生きていたらこういう話題を取り上げていただろうに(まだ死んでないぞ!)。

あと翻訳版では削除されてしまっているが、原文を見て Spencer F. Katt のブログがあるのを知った。

Linuxカーネルトリビア

やぁ、みんな、カーネル読んでるかい?

Linux カーネル2.4系の頃から、net/core/netfilter.c の頭のコメントに Slashdot創始者 Rob `CmdrTaco' Malda の名前が唐突に出てくるのはご存知だろうか。

/* netfilter.c: look after the filters for various protocols. 
 * Heavily influenced by the old firewall.c by David Bonn and Alan Cox.
 *
 * Thanks to Rob `CmdrTaco' Malda for not influencing this code in any
 * way.
 *
 * Rusty Russell (C)2000 -- This code is GPL.
 *
 * February 2000: Modified by James Morris to have 1 queue per protocol.
 * 15-Mar-2000:   Added NF_REPEAT --RR.
 * 08-May-2003:   Internal logging interface added by Jozsef Kadlecsik.
 */

うーん、コメントの真意がよく分からんのだが、こういう内輪受けのコメントを書いているのは案の定 Rusty Russell。また、君か。

台北タイムズのWikipedia化サービス

WikiSearch によると、台湾の英語新聞台北タイムズに面白い機能が加わっているとのこと。どの記事にも印刷バージョン、この記事をメールするというニュースサイトにありがちなボタンの下に「Wikipedia」ボタンができている。これをクリックすると、記事が Wikipedia 化されたバージョンになる。つまり記事中の単語に Wikipedia へのリンクがはられる。

明言はされてないものの、以前紹介した Wikiproxy が利用されているらしい。

Google の Answer.com 採用もそうだが、このようにして Wikipedia は間接的にもその影響力を増している。

Wikisourceで見つけたユナボマー・マニフェスト

Wikimedia 財団が、「パブリックドメインあるいはGFDL下で公開されているあらゆる言語の原文を収録する場所」として Wikisource日本語版)なるものをやっているとは知らなかった。

これを知ったのは、調べ物をしていてセオドア・ジョン・カジンスキー、通称ユナボマーによる犯行声明文 Industrial Society And Its Future、通称 The Unabomber Manifesto にあたったためである。これの翻訳って何かに掲載されたっけ。

しかしこれ、パブリックドメイン or GFDL 扱いでいいのか?

洋楽歌詞掲載サイトLyricsWiki

こないだの R.E.M. の件ではないが、ちょっと歌詞を調べたいときは、「曲名+グループ名+lyrics」で大抵歌詞を引っ張れる。しかし、こうしたサイトはどういうわけかポップアップや広告がうざかったりで肝心の歌詞がみにくいことが多い。LyricsWiki のように落ち着いたページ構成で見られるのはありがたい。

しかも Wiki でできているので、自主的に追加できるし、間違いがあれば訂正ができる。理論上は。

PowerPointを愛するデビッド・バーン

Boing BoingDavid Byrne hearts PowerPoint というエントリで、デビッド・バーンが UC バークレーで行った講演のことを知る。題目は PowerPoint についてで、デビッド・バーンは相当にパワーポイント好きなようだ。

PowerPoint のような超メジャーな、しかもマイクロソフトの製品への好意を表明するのはあまりクールでない……という態度はくだらないと思う。バーンは PowerPoint に対する批判をちゃんと踏まえた上でそれに対する効用を語っていて微笑ましい。

件のエントリのリンク先の記事を読むうちに胸が熱くなった。理由は二つ。

一つは、バーンの講演に Bob Gaskins と Dennis Austin が招かれていたということ。この二人が果たした役割については、かの「PowerPoint 絶対主義」に詳しい。このようにソフトウェア開発者が称えられるというのは素晴らしいことだ。

そしてもう一つは、記事のそこかしこにバーンが在籍したトーキング・ヘッズの歌詞が引用されており、その遊び心から記事を書いた人の Talking Heads への愛情が伝わること。さらにいえば曲名や歌詞が引き合いにされている "This Must be the Place (Naive Melody)" が、ワタシが一番好きなヘッズの曲であるというのもある。

以前『Little Creatures』Amazon980円劇場で取り上げたときにも書いたが、一般にヘッズというと『Remain in Light』の実験性やエキセントリシティ、バーンにしてもインテリ的文脈で語られることが多い。しかし、実際にはバーンの本領はむしろナイーブさすら感じる楽曲にあるとワタシは思う。

その良い例が、"This Must be the Place (Naive Melody)" である。タイトルにある通り、ナイーブで、そしてとても美しい。歌詞も同様で、上で取り上げた LyricsWiki に収録されている

Home - is where I want to be
But I guess I'm already there
I come home - she lifted up her wings
Guess that this must be the place

ポップミュージックにおいて、「家庭」というものをこんなにチャーミングに歌った歌詞をワタシは他に知らんね。

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