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YAMDAS更新、もしくはDRMと音楽研究

Technical KnockoutDRMと音楽研究を追加。Cory Doctorow の文章の日本語訳です。

Boing Boing の軽めのエントリだが、これを訳したのには理由がいくつかある。一番目の理由は置いておくとして、二番目には、これまでワタシ自身音楽研究者の立場で考えたことがまったくなかったので内容にはっとしたことがある。三番目には DRM の問題がトピカルであること。ちょうど悪名高き元 RIAA 会長のヒラリー・ローゼンが、iPod の DRM を批判するという皮肉なニュースが話題になり……と思ったが、意外に話題になってないのに不安を覚えたので。そして四番目には、以前から Cory Doctorow のエントリを訳したいと思っていたから。そんなもんです。

ヒラリー・ローゼンの人間性

さて、そのヒラリー・ローゼンといえば、RIAA 会長として違法音楽ファイル交換を撲滅すべく活動した人物で、Free Culture を唱える方面とは非常に折り合いの悪い人物であるのだが、そうしたローゼンの別の一面が分かる文章をたまたま見つけたのでご紹介。

少し良い話に思えるが、最後に苦い感慨をもたらす話がくる。

伊藤直也さん、Ajaxのサミット開催、Rubyist Magazine

伊藤直也さんが、「はてなRSSの技術的ポイント」WEB+DB PRESSAjax の原稿を書いていること、他にも有名どころの豪華執筆陣の原稿が載ることを書かれているが、O'Reilly Radar によると、Adaptive Pathオライリーがタッグを組み、Ajax Summit なるものを開いたとのこと。動き早いねぇ〜!

Adaptive Path というと、ワタシも Jeffrey Veen が Adaptive Path に寄稿した「より良いCMSを作る」を訳している。

先日公開された Rubyist Magazine 0006号の中の、speakillof さんによる「CGIKit2.x を用いたアルバム CGI/Web アプリケーション」において、このより良いCMSを作るが参考文献として挙げられていていたく感動した。

翻訳はもちろん第一に自分のためにするのだが、このように自分よりも優れた方々に活用されてはじめてその仕事に拡がりが出る。

ブログ界隈を映画にするなら、キャスティングはこうなる!の続き

こないだ書いた「ブログ界隈を映画にするなら、キャスティングはこうなる!」だが、ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会のD姐さんから反応いただいた(05/09(月) 12:58)。ワォ!

ブロッガーの端くれとして、アテクシも言わせていただくと、具見せのリンゼイたんでお願いしたいのですよ。

とのことで、姐さんの役は具見せ(?)のリンゼイ・ローハンということでひとつヨロシク(何を)。

有名ブロガーの顔を妄想してみるなんていう企画もあるわけだが(ここの姐さんは…)、まじめな話、日本にあてはめるとどんなキャスティングになるのだろう……ふと、えなりかずきが合いそうな人が一人浮かび、しばらく笑いが止まらなかった。いや、実際に会ったことはなく写真での印象に過ぎないのだが。

それより、ブロッガーの映画化って登場人物がPCに向かっている姿が映画全体の95%を占めそうでなんだかアレですが。

関係ないが、電車男映画化の話が出たとき、登場人物は全員スレに書き込みをする2ちゃんねらーで、電車男エルメスさんも登場しない作りにすればいいのにという意見をどこかで読み、心惹かれるものを感じたのを思い出した。まぁ実際にはそんな実験はできないわけだが、確かにブロガーを映画にしても地味だよなぁ。

Wikiのディレクトリ型登録サイトWiKi4All

Wikicities blog で知ったが、WiKi4All という Wiki 専用ディレクトリ登録(+検索)サイトができている。例によってこのサイト自体も MediaWiki で作られている。

ものすごく分野が細分化されているのに感心したが、しかし実際はまだ中身はスカスカだったりする。これが一通り埋まるぐらいになると素晴らしいなと思う。

でも、日本でも作ろうと思えばそれなりの分野を網羅する Wiki ディレクトリができちゃったりするようにも思える。

将棋界に受け継がれる「焼き魚定食」

村山聖九段の生涯については、なんといっても『聖の青春』を読んでもらうほかないのだが、その中でこの「焼き魚定食」が何度も出てくるのですな。これは読書記録にも書いたが、大阪で偶会した羽生善治を好きな女性に対するようにおずおずと食事に誘い、この食堂(多分)で焼魚定食を食べる場面は涙なしには読めなかった。

というよりも、あの本を読んでいる間、ほぼ泣き通しだったわけだが。

一方で、ワタシがかつて人生の師とまで仰いだ棋士は、別の棋士から告訴される見込み。嗚呼。

AERAってホント面白いよなぁ! もしくは無能な男に専業主夫は無理!

なぜか現在、仕事場の休憩室に AERA が常備されている。これまでほとんど読んだことのない雑誌だったのだが、地方女は損とか電車男になれなかったボクたちとかホリエモン関連とか会社のせいで結婚できないとかアレな特集記事をかなり楽しく読ませてもらっている。

さて、バックナンバーを見ていて、最後の読者投稿ページに壮絶に楽しい投稿があったので紹介させてもらう。素晴らしすぎて以下の文章のどこを削ればいいのかワタシには皆目見当が付かないので全文転載。

私の夫は3年前、50歳で企業を早期退職して以来、専業主夫。子供なし。もともと家事嫌いの私は、家のことをすべて夫にまかぜ、ハッピーな毎日。帰宅すると美味しい夕食が用意されているのは嬉しいものです。また私の仕事上、資料が必要なときには夫にネット検索をまかせることもありますが、英・仏語ができるので、あちらの情報も揃えてくれるし、絶版本を借りに図書館へ走ってもらうことも。また、社交ダンスを習いに行ってくれているので、ときには二人でダンスパーティーへ。海外旅行では私の気に入りそうなホテルやレストランをちゃんと予約。そのうえワイン、音楽、文学、美術の知識もまずまず。小遣い程度は株で稼いでいるみたい。つまり、無能な男に専業主夫は無理!ということです。(2005年1月17日号76ページ)

この投稿をなさっている兵庫県芦屋市にお住まいの大学教授であらせられる堀江珠喜という方は実在する方のようだ。

「目覚めよ! 貴女の恋愛力」だそうです。はぁーーーーーーーっ。

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