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映画『ペコロスの母に会いに行く』完成披露上映会に行ってきた

本作については以前取り上げたことがあるが、ワタシはこの映画の出資者というか協賛者であり、予め言明しておくが良いことしか書くつもりはない。

地元長崎での完成披露上映会に行く8月18日、自室で発言小町を読んでいると、同じく上映会に別々に行く予定だった友人のベンジャミンから珍しくメールがあり、何かと思ったら、開始時間を1時間勘違いしていたので今から出ると慌てた様子だった。

はじめこのメールの意味が分からなかったのだが、約10秒後自分も彼と同様に開始時間を1時間勘違いしていたのに気付き、悲鳴をあげることとなった。

緊急手段を発動してなんとか間に合ったが、会場はかなりな人出で、長崎におけるこの作品の浸透度合いを感じた。

別にイベントレポートをやるつもりはないのでさっさと上映された映画『ペコロスの母に会いに行く』に書いておくと、この日はお子さんからお年寄りの方まで幅広い客層だったが、会場がかなり笑いに包まれる場面が多かった。

また原作は単に笑える漫画というだけでなく、痴呆症と介護の問題について読んでて辛い描写もあるのだが、そのあたりについても映画のほうもきれい事には終わらせていなかった。

まぁ、個人的には名前を挙げたら実家が特定されかねないほど実家の近所がロケ地になっているのをはじめとして、知った場所が多いのは盛り上がるものがありますね。

あと本作は原田貴和子さんと原田知世さんの姉妹の二十年ぶりの共演作なのだが、原田知世さんの美しい立ち姿を見れてよかったです。

ペコロスの母に会いに行く

ペコロスの母に会いに行く

富田倫生氏についてもはやワタシが追悼する必要はなく――

今更であるが、青空文庫の主催者である富田倫生氏の訃報について触れておく。

実は先週一度しかブログ更新ができなかった理由の一つに、この訃報について何か文章を書こうと思いながらどうしても書けなかったことがある。

当然ながら面識はなかったし、ワタシに何が書けるというのがある。日本文化に多大な貢献を続ける青空文庫の軌跡についてはOnDeck のインタビューを読まれるのがよいだろう。

TPP による著作権保護期間の延長問題について、富田さんが心を砕いていたのは言うまでもない。thinkTPPIP の緊急シンポジウムへの参加、並びにそこで読み上げた芥川龍之介「後世」は、富田さんが最後の力を振り絞ってのことだったのだと今になって分かる。

その死去にあわせ、氏の「本の未来」青空文庫で公開されたが、ボイジャーの萩野正昭さんによれば青空文庫がこれを公開したという報を聞いて、富田倫生さんは微笑んで息を引き取ったとのことで、ワタシも微力ながら富田さんの遺志を継がねばと思う。

これに加えて何か気の利いたことを書きたいと思いながら、その力量がワタシにはなく何も書けなかったのだが、そうして悶々としているとき平民新聞の「メキシコの夏目漱石」を読み、ワタシが何か加える必要はないことに今更思い当たった。

このツイートは、ワタシにしては多く RT されたが、同じように思った人が多いのだろう。

電子書籍管理アプリCalibreがバージョン1.0に

SlashdotHacker News で話題になっているが、オープンソース電子書籍管理アプリ calibre が7年の開発期間を経てバージョン1.0になっている。

screenshot

電子書籍ファイルにとっての iTunes 的アプリであり、PDF の ePub 形式への変換、ePub から(Amazon Kindle が採用する)mobi 形式への変換のために使用している人も多いだろう。

「クロスビート」休刊はどうでもよいが、いずれ「ロッキング・オン」休刊の日が来るのか

シンコーミュージックの雑誌「クロスビート」が休刊とのことだが、ワタシ自身は当然本屋で手に取ったことは何度もあるものの、買ったことは一度もなかったため(「ミュージック・ライフ」はさすがに80年代何度かある)、特に感慨はない。

一度も購入しなかった理由は単純で、ロック問はず語りで書くように、1989年から2004年まで雑誌「rockin' on」の読者だったからで、またワタシはケチなため、月に二冊もロック雑誌を買うなんて考えられなかった。

なのに宇野維正の文章を取り上げたのは、彼自身90年代ロキノンの編集者であり(いずれ彼の文章も「ロック問はず語り」で取り上げようかしら)、ロキノン側から見た「クロスビート」というのが分かりやすく、また当時のワタシ自身の見方にも近いからである。そして、この文章では「ロッキング・オン」の変化についても触れている。

 興味深いのは、90年代まで『クロスビート』をまったくライバル視していなかった『ロッキング・オン』が、00年代に入ってからまるで『クロスビート』を後追いするように回顧企画やオールタイムベスト企画を連発し、これまで頑なにやってこなかった年間ベストもやるようになり、特集内にディスコグラフィー的なページまで作るようになったことだ。表紙にするミュージシャンのオールドロック率にいたっては、近年では『クロスビート』を超える勢いだった。もし「商業誌としての洋楽誌」に正解が一つしかないとするなら、結果として『クロスビート』は『ロッキング・オン』の先取りをしていたことになる。

(2ページ目)そして、メタルと老人が残った ーー洋楽誌『クロスビート』休刊に寄せて - Real Sound|リアルサウンド

この変化が顕著になる頃にはワタシは「ロッキング・オン」の読者でなくなったのだが、ワタシのようなロックジジ専が書くのもなんだが「表紙にするミュージシャンのオールドロック率」はちょっとひどいものがある。

フェスでは儲かっているので会社自体はともかく、このままではいずれ雑誌「ロッキング・オン」がなくなる日が来るのを覚悟しないといけないのかもしれない。

ローレンス・レッシグの講演動画を削除しようとしたオーストラリアのレコード会社を訴える

研究テーマを政治腐敗に移し、デジタル時代の著作権問題の第一線から離れていたローレンス・レッシグ教授がこの分野に帰ってきた! でも、なんで?

それは YouTube に公開された、レッシグ先生が2010年に韓国で行った講演の動画にフランスのロックバンド Phoenix の曲 "Lisztomania" が使われており、著作権侵害しているとオーストラリアのレコード会社 Liberation MusicDMCA のテイクダウン通知を行い、もちろんレッシグはその使用はフェアユースの範囲内だとつっぱねたのだが、レコード会社はレッシグを訴えるぞと脅したため、レッシグ先生は電子フロンティア財団とともに返り討ちに立ち上がったという次第である。

Liberation Music の人は、ローレンス・レッシグが何者か知らなかったのだろうか?

Wolfgang Amadeus Phoenix

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Free Culture

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