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YAMDAS更新(労働みたいに思えないものは何か?)

Technical Knockout労働みたいに思えないものは何か?を追加。Paul Graham の文章の日本語訳です。

今回わざわざ訳すまでもない短い文章を訳したわけだが、なぜ今こんなことをしたかというと、来月から仕事が立て込み、普通のサイト更新もままならなくなるのが見えてきたためである。思えばこの本サイトの一つの売りだった翻訳をあんまりやってないことに気付き、何か手早くできるものはないかと周りを見回したところで目についたポール・グレアムの文章を訳してみた。

そもそも、この文章自体、なんでポール・グレアムもこんな文章を書いたんだろうという、というか通常であればもっと長い文章における一部みたいな感じの文章だが、ワタシには彼がこの文章を書いた理由が分かる気がする。

何より彼は自分の文章を父親に読んでほしかったのではないか。すぐに。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

2015年時点での現在最高のオープンソースのプロジェクト管理ツール5選

現在最高のオープンソースのプロジェクト管理ツール5選とのことだが……あれ? 以前同じような記事を取り上げたことがあるぞ、と検索すると一年前に取り上げていたね。

それとはリストが一新されているが(つまり、昨年リスト入りしたものは入れてない)、オープンソースのライセンスが指定されているのは当然のこと、活動的なコミュニティがあり、ドキュメンテーションが最新版に追従しており、最近もリリースがあったかなどの条件を踏まえて選ばれたのは以下の5つ。

この中で日本でも一番名前が知られているのは Taiga だろうか。

なお、原文には一年前に選んだ5つのツールについてもフォローアップがあるので興味ある方はどうぞ。

有名作家が何歳のときに代表作を書いているか一望できるページ

これは面白い。有名作家が何歳のときに代表作を書いているか一望できるページなのだが、その作家が出した他の作品やその作家の没年も分かる形になっている。

若くして代表作を出した人、後年に出した人それぞれだが、その代表作にチョイスには少し疑問が残るところがある(現存の人の場合特に)。例えば、スティーブン・キングは32歳のときに代表作を出したことになっていて、その作品は『ザ・スタンド』なのだが、うーん、それか。あとジョン・アーヴィングが『オウエンのために祈りを』だったり。普通は『ガープの世界』やないんか?

日本の作家では村上春樹が入っているが、彼の代表作は34歳のときに書いた『羊をめぐる冒険』がチョイスされている。ふーむ。

これを見る限り、50を過ぎて代表作を書いた人は少ないことになる。

ザ・スタンド 1 (文春文庫)

ザ・スタンド 1 (文春文庫)

オウエンのために祈りを〈上〉 (新潮文庫)

オウエンのために祈りを〈上〉 (新潮文庫)

オウエンのために祈りを〈下〉 (新潮文庫)

オウエンのために祈りを〈下〉 (新潮文庫)

モンティ・パイソンの公式ウェブサイトがリニューアルしていた

Facebook で知ったのだが、モンティ・パイソンの公式ウェブサイトがリニューアルしていた。

screenshot

昨年の奇跡の再結成ライブに続き、この期に及んでちゃんとお金をかけてウェブサイトをリニューアルするところに、飽くまで自分たちのコンテンツを貪欲に売っていこうとする真摯な強欲さを感じる。

何十年も自分たちの作品を現役のものとして売りたいなら、これくらい努力しろという良い見本である。YouTube 公式チャンネルにはすかさずこの公式サイトのガイド動画があがっており、本当に抜け目がない。

おそらくは今年、昨年の再結成ライブのディスクの日本版が出るだろう。それが、ワタシが買う最後のモンティ・パイソン作品になるのだろうか……

ビッグ・アイズ

ビッグ・アイズ [Blu-ray]

ビッグ・アイズ [Blu-ray]

ティム・バートンの作品を映画館に観に行くのは、『ビッグ・フィッシュ』以来だから、10年以上ぶりかよ。

本作は一言で言えば、アメリカ版佐村河内事件をやっちゃったキーン夫妻の物語なのだが、本当にあの目の大きな少女の画を描いていたマーガレット演じるエイミー・アダムスも素敵だが、その妻の作品を横取りして名声を独り占めする、商才に長けたクリストフ・ヴァルツが例によってよくて、というかこの人『イングロリアス・バスターズ』にしろ『おとなのけんか』にしろ、嫌味なヤツを演じさせたらピカイチだよな!

物語は50年代後半から60年代が主なのだが、このあたりの時代描写もこれみよがしではないがしっかりしており、観ていて心地よかった。最近、2時間超は当たり前、余裕で2時間半超えますけど何か? みたいなハリウッド映画ばかり観ていたせいで、本作はあっさりした終わり方に思えてしまった。クリストフ・ヴァルツ演じる夫の芸術家への皮相な憧れが、結果的に妻の画をポップアートにしていたところが興味深かったので、全体的にあともう一押し、夫について描写があってもよかったかもしれない。

あとコーエン兄弟の映画の常連だったジョン・ポリトを久しぶりに見れてよかった。関係ないが、彼が『ミラーズ・クロッシング』でマフィアのボス役を演じてたとき、今のワタシより年下だったんだな……

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