「圏外からのひとこと」にタレこんだのは、当方が essa さんの見識を信頼しており、自分よりも的確にで切り取ってくれるだろうと考えたわけだが、そのトスの意図をちゃんと理解していただいた例である。
正直言って、新参なブロガーの方々が、有名サイトが取り上げるネタに必死でついていっているのを見るのは少々痛々しいところがある。結局は一行コメントになるのはいいとして、それだけで TrackBack 送ってやんの。新しい情報はまったくゼロなのに。もちろん、各自の勝手ですが。
現在鬱状態で当方のパワーが落ちているのもあるが、自分ではうまいことが書けないのが見切れていれば、むしろ自分よりもうまく書ける人に水を向けたほうが有益だと考えている。
そういうことを考えていて、Eric Raymond の『伽藍とバザール』の一節を思い出した。
何を書けばいいかわかってるのがよいプログラマ。なにを書き直せば(そして使い回せば)いいかわかってるのが、すごいプログラマ。
もちろんコードと人を同一視したりはしないが、自分が好きな他人が優れた仕事をするのを素直に喜べるようになると、いろいろいいことがありますよ、とは言っておきたい。
またそれと関連して、ウェブ上でこの人くだらんこと書いているねとイライラすることがあり、しかし自分は特に生産的なことが言えそうもなくて悶々としているところに、冷静で的確な反応をきっちりしてくれる人なんて特に尊敬する。
個人的には、ただただしさんがそうした人である。