ワタシは未だもってエヴァンゲリオンを見たことがないという人でアニメ関係にはあまり興味がなく、一方で現代思想関係もほとんどノータッチなので、元々東浩紀の仕事は、『自由を考える』までひっかかるところが少なかった。
共著である『自由を考える』の後、中央公論に連載された「情報自由論」を読み、初めて主体的に東浩紀に興味を持ったわけである。
崎山伸夫さんの「市民の敵としての高木浩光」(内容はともかく、このタイトルはあまりいただけない)を読み、改めて思ったのは、東浩紀はどうして「情報自由論」を単行本化しないのかということ。刊行されるという話を聞かないように思うのだが、連載はまだ終わってないということだろうか。
「情報自由論」こそ、今一番必要とされているものだと思うのだけどねぇ。