Slashdot本家で Are we Headed for a Wiki World? というストーリーができていたので見てみたが、何のことはない、児玉サヌール氏が少し前に話題にしていた BusinessWeek の記事の話じゃないか。それとは別にwikiを使った「Web向けLotus Notes」に大きな関心という記事も出ているが、ようやく企業として Wiki ソリューションを商売で行うところが出てきたのやね、と感慨深い。
サヌール氏のエントリにはすかさずコメントをつけさせてもらったが、実はその「企業や組織でのブログを推進する米SocialTextにeBay創業者らが出資」という記事を見たときにソーシャルソフトウェアがどうこうと言われていたがあれはどうしたものだろうと気になっていたのだ。
さらにさかのぼると、『ウェブログ・ハンドブック』刊行前に「Memex に立ち戻る」という文章を訳したとき、よし Memex あたりから読み解く文章を書こうと考え、しかしなかなか手を付けられずにいたところに上の SocialText のニュースを見て、ソーシャルソフトウェアという切り口があったなと思い直したものの、実際に手をつける前に「ソーシャルソフトウェア」の新しさで紹介されている Tracing the Evolution of Social Software を読み、こりゃどうにもかなわんなと脱帽したという塩梅である。
結論:お前、仕事遅すぎ。