「オープンコミュニティーの百科事典サイト、ニュースに進出」を受けての NEWS WATCHERS' TALK だが、あんまり盛り上がっていない。残念。
WikiNews の構想自体が公表されたのは一月以上前で、HotWired の記事を見たときは、何で今頃? とちょっと不思議な感じがした。先日の Web & Internet Application Day についての記事といい、Wiki に関する報道は後回しにされる傾向にあるようだ。
冗談はともかく、WikiNews については必ずしも賛同ばかりではなく、伊藤穣一のエントリに代表される懸念も表明されている(このエントリ内のリンクと反応を辿れば、海外ブロガーの方々の初期のリアクションが掴めます)。
ワタシ自身も、この構想はちょっと無理があるんじゃないかと思う。Wiki の仕組み自体は問題ない。対応可能なフォーマットだろう。しかし、Wiki をニュースの即時性に対応させようとすると、内容の調整に人的リソースを無駄にしてしまうところがでてくるし、そういうのこそ blog とそれを連携させるメタデータなどの仕組みで束ねるものじゃないかと思うのだが。
実は、書き込みが熱を帯びやすい時事性のある話題を WikiNews に担わせて、Wikipedia をもう少しスタティックなものにするのが真の目的なんじゃないかとワタシは密かに睨んだのだが、これはいくらなんでも勘ぐりすぎかな。