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ブライアン・イーノの新譜! しかも今回は歌う!

Discreet Blogブライアン・イーノの新譜『Another Day On Earth』について知る。

なんと久方ぶりのボーカルアルバムらしい。ワオ!!

……と書いても最近のロックファンには分かってもらえないだろうか。イーノが U2 のプロデューサーだったことすら知らない人も多いだろうし、彼について知る人でも興味がアンビエント系に限られれば、70年代のソロ作を知らないことも考えられる。

かつて飯野某が eno blog という名前を名乗ったことに密かに怒りを覚え、ティム・オライリーがイーノの講演についてのエントリを書いたとなれば勢いで訳してしまうワタシのような人間が圧倒的マイノリティなのは自覚しているが、これが素晴らしいニュースであることは力説しておきたい。

イーノのファンが長年彼のボーカルアルバムを待望した理由は、何より彼の声が素晴らしかったからで、映画『ベルベット・ゴールドマイン』を見たことがある人なら、"Needles in the Camel's Eye" が流れ出した瞬間映像まで変えてしまうような光沢のある声をご存知だろう。ワタシ的にはこの曲が収録された『Here Comes The Warm Jet』が一番好き。

ぐぐってみたところ、今回の作品を『Before and After Science』以来のボーカルアルバムと書いている人が多いが、Iwata さんが書くようにジョン・ケールとの共作『Wrong Way Up』以来というのが正しいだろう。

このアルバムではボーカルの分担は半々だったが、何のことはない素晴らしい出来で、「何だ、お前、歌えばこれだけのポップアルバムが作れるんじゃないか!」とファンを激怒させたものである(個人的にはベストトラックは、ケールが歌う "Been There Done That" だったが)。

その後もボーカルアルバムを作ったという話があったと思うが、確かお蔵入りになったはずである。正直諦めかけていたのだが、30年ぶりのフリップ&イーノといい、イーノ師匠が活動的になっているのが嬉しい。

でも、この新譜、Amazon.co.jp に入ってないな……

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