いろいろあって今週も本サイトの更新はなし。当分更新頻度が落ちるかもしれません。
さて鈴木さんの文章のポイントは、自分の文章が「届きやすくなった」ことの功罪と、Web1.0なウェブサイトの良質なコンテンツがどんどん目立たないところに追いやられてしまうことへの危惧の二つで、前者についてはテラヤマアニさんが書いている「フォームメールがわからない」もその一つの実例ではないか。
ワタシもはてなダイアリーをやりながら、一方で本サイトは古式ゆかしい個人サイトという体裁なのでその両方を感じているので、鈴木さんが書かれている懸念というか疲労感に共感するところがある。
陥りやすい罠としては、そうした声の「届きやすさ」さえもアクセスコントロールとレイティング技術をゴリゴリ進化させて「便利さ」を追求することによりシステムがとても煩雑になることが考えられるが、いずれにしてもこれからウェブサイト作成がブログや Wiki ツールを含めた CMS 前提になるのは避けられないのだろうね。
ただワタシとしてもただ疲れているだけではなく、大森望さんに決死の覚悟で Musical Baton を渡すことで、鈴木さんが例に挙げている殊能将之さんにバトンを渡すことに成功したわけで(受けてはくれないかもしれないが)、それは誉めてください!(笑)