- 作者: ダン・ギルモア,平和博
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/08/05
- メディア: 単行本
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原著者のブログ(ホリエモンについての解説あり)で知ったのだが、以前告知した通り(オライリー・ジャパンでなく)朝日新聞社よりダン・ギルモアの『We The Media』の邦訳が刊行されていた。
この本に関してはどうしても死んだ息子の歳を数えるような気持ちになってしまうのだが、何はともあれよいことである。
しかし……この邦題はないんじゃないか? 著者のインタビューだか本の中でだかは忘れたが、「これはブログについての本でなくジャーナリズムについての本」と言っていた記憶があるのだけど、記憶違いかな? Oh my News や Wikipedia とかブログ以外の題材も多いんだけどね。
原書を読んだ感想を改めて書かせてもらうと、いかにもメリケンなポジティブさで草の根ジャーナリズムの可能性を説いた本で、Cluetrain Manifesto のジャーナリズム版とワタシはとらえている。
いずれにしてもハワード・ディーンや Oh my News など2004年段階の主要トピックはきちんと押さえられ、また「講義型」の報道から「対話型」の報道への移行は避けられないというダン・ギルモアの視点にもぶれはないので読んで損のない本だとは思う。
あと邦訳が刊行され意義がなくなったと思うので、この本の Introduction 翻訳は引き上げさせてもらった。