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Sinead O'Connor, I Do Not Want What I Haven't Got

I Do Not Want What I Haven't

I Do Not Want What I Haven't

ポッドキャスティングに参加したのだが、ワタシは喋りが全然ダメであることを再確認しただけだった……orz ので本サイトの更新はなし。

いつの間にかポップミュージックの世界では、自分で曲も作って詞も書いて演奏して歌うのが一番偉いことになっているのだが、カバーがオリジナルを凌駕してしまうことはよくある。

映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』で日本でも少しは注目が向いてほしい、ここでも何度でも取り上げているジョニー・キャッシュの "Hurt" が近年におけるその良い例だし、シンニード・オコナーの "Nothing Compares 2 U" も間違いなくその代表と言える。

元々はプリンスがその名もファミリーという身内のグループに提供したシンプルなラブソング、「あなたが愛を終わらせて、15日と7時間が経った」で始まる詞はラブソングとして巧みだし、楽曲としてもとても美しいのだが(何といってもプリンス作だし!)、シンニード・オコナーは、元曲をまったく別レベルの愛についての歌に昇華し(てしまっ)た。

『Saturday Night Live』出演時にローマ法王の写真を破り捨てた事件の後は残念なことに精彩を欠き、引退状態になったりもして今では知る人も少なくなってしまったが、このアルバムがポップミュージックの歴史に残るのは、やはり "Nothing Compares 2 U" が入っているからこそとしか言いようがない。それぐらいのとんでもない「うた」である。

非常に印象的なビデオクリップも例によって YouTube で観ることができるライブバージョンも素晴らしい)。

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