これは貴重、なんてレベルでなくとんでもない映像である(まあ、マニアなら知っていたんだろうけど)。
ワタシにとっての King Crimson の極私的最強ラインナップ、つまりデヴィッド・クロス、ビル・ブラフォード、ジョン・ウェットン、ジェイミー・ミューア、そしてロバート・フリップという『太陽と戦慄』期のクリムゾンによる「太陽と戦慄パート1」映像である。
何といっても短期間しか在籍しなかったジェイミー・ミューアが動く姿が見れるのが貴重で、これがこっちが想像していた通り(笑)実に落ち着きなく動き回る奴なんだな。この映像を見ると、それまでのクリムゾンと一線を画するパーカッシブさとノイズを持ち込んだという意味で、『太陽と戦慄』でミューアがいかに大きな役割を担ったかがよく分かる(ミューアは脱退後修道士になったそうな)。
以前、Music Baton のときも書いたが、「太陽と戦慄」は一般的に有名なパート2よりもパート1のほうがワタシは好きで、レコードの一点集中な凶暴さはないものの、とにかくありがたい映像だった。
- アーティスト: キング・クリムゾン
- 出版社/メーカー: WHDエンタテインメント
- 発売日: 2006/02/22
- メディア: CD
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