当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

ルー・リードのソロ初期作が紙ジャケに

ラインナップを見ると、ほぼ70年代初期〜中期の第一期 RCA 時代のものですな。

コストパフォーマンスが良いとは言えないが、彼のような言葉が大きなウェイトを占める人の場合、日本盤のほうがよいだろうし、これは良い機会だと思う。

この時代の作品だと『ベルリン』(asin:B000GG4ZSQ)が圧倒的だと思うのだが、詞、サウンドともルー親父にしては異質な部類に入るので、はじめての人に一枚勧めるならやはり『トランスフォーマー』になるのかな。

ロックの名盤に選ばれることの多い一枚だが、ワタシは昔からこのアルバムはそれほど好きではない。でも、デヴィッド・ボウイのプロデュースによる代表作には違いない。

「サテライト・オブ・ラブ」における光沢を帯びたコーラスなどいかにも当時のボウイらしいが、ワタシはそれよりも「ヴィシャス」の痙攣ギターや「ワイルドサイドを歩け」で二本のベースを使ったアレンジなど当時のボウイの片腕だったミック・ロンソンの才能が活かされたプロダクションを評価している。

考えてみればこのアルバムには90年代に入ってから再評価された「パーフェクト・デイ」も入っているわけで、やはり良いアルバムじゃないか(笑)

それはともかくとして、元記事における、

『無限大の感覚』は発売25周年の際、リード自らがリマスターを施した音源を採用しています

というのはギャグにしか思えないのだが。あのギターノイズのみで構成される Metal Machine Music をリマスターしたって何がどうなるもんでもないだろうに、実際ルー親父はどんな作業をしたのだろう。

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)