Boing Boing で知ったが、ジャック・ケルアックがスティーブ・アレンのテレビ番組で代表作『路上』について語る貴重な映像が例によって YouTube にあがっている。
実はワタシ、ケルアックの動く姿というのをはじめて観た。最初に「ナーバスになってる?」と聞かれて「いいや」と答えているが、神経質そうな二枚目さんですね。『路上』について「三週間で書いた」、「これを書いたのは皆いずれ死んでしまうからだ」とか語っている。かっこいい。
こういうのを紹介しておいてなんだが、ワタシは『路上』にはそんなにピンとこなかった。彼のような放浪マインドがワタシにはないということなのだろう。車のエンジンを切って山道を下ってガソリン代を浮かした、という描写が何度もあったのは記憶に残っている(今の車でマネしちゃダメだぞ!)。仲間達への醒めた視点とか、あと終わり方もよかったけどね。
それより何より、アメリカのテレビ放送って50年代にはカラー放送だったんだな!
- 作者: ジャック・ケルアック,福田実
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1983/02/04
- メディア: 文庫
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