日本経済新聞社よりアダム・スミスの古典『国富論』の新訳が刊行された。
- 作者: アダム・スミス,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社出版局
- 発売日: 2007/03/24
- メディア: 単行本
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新訳の意義については訳者である山岡洋一氏の文章を読んでいただくとして、ワタシがふと思ったのは、そういえば山形浩生も『国富論』をちょっと訳していたなということ。
山形浩生の場合、仕掛かったまま完結していない翻訳が他にもいくつもある。
- ライプニッツ『単子論(モナドロジー)』
- アダム・スミス『国富論』(PDF)
- チョムスキー『激変の後 (After the Cataclysm)』
- カール・マルクス『資本論』(PDF)
- ケインズ『雇用と利子とお金の一般理論』要約
- ジョージ・オーウェル『一九八四年』(PDF)
『国富論』や『資本論』がそうだが、原書の長さが半端でないのでちょっとやそっとで訳しきれないものが多いことは書いておかねばならないだろう。
山形浩生がどうでもよいようなネット喧嘩なぞをやっているのをみると、その時間を少しでも仕掛かり仕事に振り向けてくれないかと思わないでもないが、ワタシも少し翻訳をやる経験上、こういうのはいったん興味が他に移るとなかなか再度取り掛かる気にはなれないというのは容易に想像できるし、それにこの人に中年厨房であるなと望むのは土台無理な話なのだろう。