Wikipedia で荒らしなどの vandalism(破壊行為)をやらかすのは通りすがりなどの「匿名ユーザ」が大半というのが定説になっているが、それは実は違うというエントリを Angela Beesley が書いている。
Wikipedia における破壊行為についての調査結果を受け、Angela Beesley も自身のページに関して、これまで182回に及ぶ悪意のある編集のうち、その半数近くが登録ユーザによることを書いている。
Wikipedia の場合ユーザ登録に紐付けとなる情報を要求されないのがこの一因だと思う。先日宴席で朝日新聞社の方と Wikipedia と匿名性について話すという眩暈がするような機会があったのだが、ユーザ登録に(無料サービスのでない)メールアドレスを求めるのが、連絡の容易さの点でも妥当なのではないかという意見を述べさせてもらった。