KASOKEN satellite において東京大学工学部広報室のブログのアナウンスが行われている。しかもはてなダイアリー上である。
実は少し前に本ブログの運営を担当するカソウケンの研究員Aこと内田さんに光栄にもお目にかかる機会があった。最初は穏やかに談笑していたのだが、『カソウケンへようこそ』に続く二冊目の著書について伺った際、内田さんの口から「イケメン」という四文字が出た途端いきなり不機嫌になり、「アナタは糸井重里側の人間だからワタシにとっては敵です」、「著書売れれていいっすよね。ワタシなんか未だ増刷童貞ですよ」などの暴言を吐いてしまった。
……こういうことを書くと、本気にする人がいるので予めお断りしておくが、↑の記述は誇張が入っている。一割ぐらい。
戯言はともかく(いや、ワタシ糸井重里嫌いじゃないっすよ)、内田さんの『カソウケンへようこそ』はウェブサイトを書籍に移し変えただけの安易なネット本とは違う、著者の書籍としてのクオリティへのこだわり、言うなれば理系者らしい楽になれなさが細部まで行き渡った読み応えのある本である。
- 作者: 内田麻理香
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そういう内田さんも環境の急変があっていろいろとご苦労もあるだろうが、はてなダイアリーの利用という意味でも、東京大学工学部広報室のブログが実り多きものになることを願っております。