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今一度デジタル音楽の行方(ソニーのConnectミュージックストア閉鎖、YouTubeの音楽著作権団体とライセンス契約)

ソニーの Connect ミュージックストア閉鎖のニュースを読んで思い出したのは、こないだも紹介した Gerd Leonhard’s Open Letter to the Independent Music Industry の中にあった、『ウィキノミクス』の著者ドン・タプスコットの2006年の言葉。

敗者はデジタル音楽ストアを作ったが、勝者は活気に満ちた音楽コミュニティを作った。敗者が塀で囲まれた庭を作ったのに対し、勝者は開かれた広場を作った。敗者が知的所有権を守るのに余念がなかった一方で、勝者は皆のアテンションを得るのに余念がなかった。

Connect ミュージックストアがやったのがどちらかは言うまでもない。

自分たちの権利をユーザに押し付けるデジタル音楽ストアでオーディエンスを囲い込もうとしてもダメで、それなら音楽コミュニティを栄えさせて AmazoniTunes Store で音楽を売ってもらったほうがよい。

それなら YouTube など勝者側のコミュニティの著作権侵害は許されるわけ? そうではない。英国の音楽著作権団体とライセンス契約を締結したように、包括ライセンスを結べばよいのだ。ラジオでもテレビでも同じように進んできた。

……という話が『デジタル音楽の行方』という本に出てくるよ! というのを、ワタシはまだまだしつこく言い続けるよ!

デジタル音楽の行方

デジタル音楽の行方

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