町山智浩さんの紹介を読んで以来楽しみにしていたミシェル・ゴンドリーの新作 Be Kind Rewind が日本でも公開されることになったのだが、それが今秋というのにもがっかりしたが、邦題が『僕らのミライへ逆回転』というのに白けた。
ミシェル・ゴンドリーの映画だと、前作『恋愛睡眠のすすめ』もどうかと思ったが、これはまだ許せるレベルである。
しかし、『僕らのミライへ逆回転』って何なんだよ。原題は「巻き戻してお返しください」という意味で、レンタルビデオ屋という映画の舞台にひっかけたものだ。タイムスリップの映画じゃないんだぜ? どうせなら Sweding(Sweded)というこの映画を契機に生まれた言葉でも活かせばいいのに。
こういう「コメディだから邦題もおちゃらけなきゃ」という思い込みでクソな邦題をつけるの止めてほしい。