「小島慶子 キラ☆キラ」でノーナリーブスの西寺郷太さんが「"We Are The World" の呪い」について語っていて、ちょっと強引かなとも思ったが、ケニー・ロギンスの名前を久しぶりに聞いてはっとした。
70年代ロギンス&メッシーナでヒットを飛ばし、80年代に入ってからはソロで『フットルース』、『トップガン』という極めて80年代的なメジャー映画に曲を提供して大ヒットという鉄壁の順風満帆だったはずなのに、言われてみればその後不思議なくらいパッタリ名前を聞かなくなった。
調べてみるとケニー・ロギンスは、ロギンス&メッシーナの再結成などもありつつ地道に活動を続けてるようだ。懐かしくなって YouTube で彼の動画をみていたら、彼がマイケル・マクドナルドと "What a Fool Believes" を共演している動画にアレっと思った。
ワタシが不思議に思ったのは、この二人のつながりが分からなかったからだが、"What a Fool Believes" はこの二人の共作だったのね。ケニー・ロギンスが共作者だったのを今まで知らなかった。
マイケル・マクドナルドという人もロック界を代表する被差別音楽家なのだが、こうやって久しぶりに聴くと "What a Fool Believes" が以前より好きになった。思えばこの曲は歌詞も苦いラブソングの傑作だよね。
マイケル・マクドナルドは21世紀に入ってモータウンのカバーアルバムを二枚地味にヒットさせていてしぶといところを見せているが、そのモータウンもスティーブン・レヴィによると被差別音楽らしい。ケッ。
- アーティスト:Kenny Loggins
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2002/11/19
- メディア: CD
- アーティスト:Michael McDonald
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2005/10/03
- メディア: CD