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最近のクリエイティブ・コモンズのライセンス周りの話題

既にニュースサイトでも伝えられているが、Wikipedia のライセンスに CC by-sa を採用するかどうかの投票結果が出た。実はこの後財団理事会の決議がまだあるのだが、ここまで来たらもう決まりと言ってよいだろう。財団理事会も承認したので、これでライセンス変更は決まりである。

賛成76%という結果は、およそ一年半前にその道筋がついた時点で予想したよりも賛成が多い印象である。

それだけ GFDL が好かれてなかったのか。今回のライセンス変更を可能にした GDFL の変更については、八田真行さんの「GFDL 1.3について」が参考になる。

FlickrshapefileCC0 が採用されたとのこと。

オープンデータのライセンスの話は「OpenStreetMapへの期待と課題」に触れたが、これにも書いたように OSM のデータは Flickr でも採用されており、今回の決定が OSM のライセンス移行問題に影響を与えないだろうか。

オバマ政権がいわゆる Web 2.0 サービスを積極採用してきた話は皆知っているだろうが、その過程でちょっと困った問題が起こっていた。

というのもアメリカでは政府関係の著作物は特に指定しなければパブリックドメインになるはずなのに、Flickr にアップロードされた画像は、Flickrパブリックドメインを選択できないため CC by ライセンスが指定されていた。

今回 Flickr 側で対応がなされ "United States Government Work" という指定ができるようになり、パブリックドメイン化されることとなった。まぁ、落ち着くところに落ち着いたという話ですな。

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