「〜はホテル・カリフォルニア?」と聞くだけで、年輩のロックファンはそれがあの曲の何を指すかピンとくるだろう。
そう、「あなたはいつでもチェックアウトできますが、決して逃げることはできません(You can checkout any time you like, but you can never leave.)」である。
そういえば深町秋生『果てしなき渇き』でも引き合いに出されていて、いまどきの若い奴がこれに言及するなんてないわーと失笑したんだった。
それはともかく Matt Asay は以下のように書く。
僕がそう言うのは、Google などの企業がたとえオープンデータのポリシーを組織化するにしても、それでもクラウドは、データを競合サービスに移行するのが難しいクローズドなデータネットワークの、ウェブサービスの片道切符なのだ。
以前からティム・オライリーはデータこそが次代の Intel Inside だと主張してきたが、たとえオープンデータのポリシーが策定されてもサービスにロックインされるという主張は暗い見通しと言えるが、この懸念には注意すべきだろう。
以前オープンクラウドを目指す動きがあり、まだ早すぎたのか頓挫してしまったが、その動きはやはり必要なのかどうなのか。
ネタ元は Slashdot。