2009年11月8日の朝日新聞における筒井康隆の連載に面白い記述があった。
のちに血液型人間学を提唱することになる能見正比古は、ぼくが作家になった頃、「ポケットパンチOh!」の編集をしていて、ぼくの担当だった。そんな人とは知らず、ぼくは彼に毎月、連載小説の原稿を渡していたのだが、その長篇のタイトルはなんと「おれの血は他人の血」だった。あの頃から彼の中には血液型人間学の構想があったのかどうか、その血液型人間学を講演しているさなかに倒れた彼に、今はもう確かめる術はない。
血液型性格分類を大衆に広めた能見正比古が筒井康隆の担当だったなんて知らなかったな!
そしてその担当だった小説のタイトルが出来すぎである。何と言うか(言葉本来の意味とはちょっと違った意味で)血の気の多い人である(笑)
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