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ヴェルベット・アンダーグラウンドのメンバーが介するイベント

Rolling Stone の編集者 David Fricke とヴェルベット・アンダーグラウンドのメンバーが介してヴェルベッツについて語るトークイベントが来月開かれるとのこと。

重要なのは、ルー・リード、モーリン・タッカーに加え、ダグ・ユールが参加すること(ジョン・ケールは不参加のようだ)。

セカンドを出してジョン・ケールがルーによりクビにされた後、ダグ・ユールがその穴を埋めたわけだが、ルー・リード脱退後もバンドを存続させたため、彼の存在はファンからは大げさに言えば犯罪者のような扱いをされ、彼が仕切ったラストアルバム『Squeeze』はヴェルベッツのディスコグラフィーに通常含まれない。90年代のヴェルベッツ再結成、ロックの殿堂入りの際もユールには当然のように声がかからなかった。

しかし、活動当時バンドが後に伝説的な存在になるなんて分からないわけで、ルーが抜けた後も存続させたユールの気持ちも分かる。実際、ワタシが一番好きなアルバムはユール加入後の3枚目だし、"Sweet Jane" と "Rock & Roll" という二大有名曲を含む4枚目は特にユールのポップセンスに負うところが多かった。「伝説」としてでなくロックバンドの真実の姿を語る際に彼の証言は欠かせないはずだ。

Velvet Underground

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