- 出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
- 発売日: 2010/04/21
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ピクサー作品を映画館で観るのは昨年の『ウォーリー』に続いて二本目である。ワタシの観たところでは 3D 上映をやってなかった。
純映画的には『ウォーリー』のほうが上なのだろうし、本作は物語として唐突だったり安易だったりするのだけど、ワタシ的には本作のほうが好きである。
最初ほとんど台詞を使わずに主人公とその妻の結婚生活をみせるのだが、同じく最初ほぼ台詞のなかった『ウォーリー』のようなハードさはないものの見事で、この段階でうるうるきてしまった。その後も何度もきた。じじいに弱いのよね…
妻に先立たれた主人公は邦題の通り空飛ぶ家で旅立つのだが、てっきりこの空飛ぶ家での冒険が主眼の映画だと思っていたらそうではなく、意外にあっさり目的地あたりに着いてしまう。それでどうなるのかと思ったら、そこには『地獄の黙示録』のカーツ大佐がいたという予想しなかった展開で、『ウォーリー』もそうだが、よくよく考えるとよくこれが映画になるなという題材を一流の娯楽作品にもっていくピクサーはすごいよ。
ワタシが『ウォーリー』より本作が好きなのは、本作が男の映画だというのがあるかもしれない。もちろんマッチョな価値観に支配された映画という意味ではなく、登場人物に女性がほぼ皆無で、それで何の支障もないところ。
今年映画館で観るのはこれにておしまい。