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クラウドソーシング対コラボレーション:どちらが優れた結果をもたらすか

うーん、微妙な文章だな。これはタイトルにある通り、クラウドソーシングとコラボレーションを対立軸としてみて、いずれにも利点はあるのだけどうまくいかない場合もある。で、どうすればよいかという文章である。

しかし、最初のほう、クラウドソーシングと群衆の知恵(wisdom in crowds)を同一視しているように読める。以前、集団的知性(Collective Intelligence)と群衆の知恵(Wisdom of Crowds)の違いが話題になったことがあるが、クラウドソーシングと群衆の知恵は同じ概念を指してるのか? 第八回Wikiばな「Wikiと集合知」があったってのにこんなところでつまづいてちゃいかんだけど……

クラウドソーシングにはコラボレーションの力が欠け、一方でコラボレーションの弱点が、それがアイデアの質の限界となる。それならどうしたらよいか。ここで提案されるのは両者のハイブリッド。

  1. 集まって問題と目的を議論
  2. 全員に明確な割り当てを行う:決められた締め切りまでに特定数のアイデアをもってくる
  3. 問題について個々で取り組む
  4. イデアを示し、行動計画を決めるために再び会合を持つ

実際に会うというのが必要なら、ネット上のコラボレーションの場合、どこまでやって代替となるのだろう。

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