うーん、微妙な文章だな。これはタイトルにある通り、クラウドソーシングとコラボレーションを対立軸としてみて、いずれにも利点はあるのだけどうまくいかない場合もある。で、どうすればよいかという文章である。
しかし、最初のほう、クラウドソーシングと群衆の知恵(wisdom in crowds)を同一視しているように読める。以前、集団的知性(Collective Intelligence)と群衆の知恵(Wisdom of Crowds)の違いが話題になったことがあるが、クラウドソーシングと群衆の知恵は同じ概念を指してるのか? 第八回Wikiばな「Wikiと集合知」があったってのにこんなところでつまづいてちゃいかんだけど……
クラウドソーシングにはコラボレーションの力が欠け、一方でコラボレーションの弱点が、それがアイデアの質の限界となる。それならどうしたらよいか。ここで提案されるのは両者のハイブリッド。
実際に会うというのが必要なら、ネット上のコラボレーションの場合、どこまでやって代替となるのだろう。
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