これを読み、ああっ、とため息をついた。
少し前にマガジン航に「電子書籍にDRMは本当に有効か?」を寄稿したのだが、何か決定的に足らないものがあると思っていた。
例えば、竹熊健太郎さんが「不正コピー問題の意外な解決策」で紹介していた The Pragmatic Bookshelf の事例なども盛り込みたかったのだが、そのあたりの方法論をうまくまとめきれず、入れることができなかった。
なるほど、「ソーシャルDRM」という言葉があるのか。これで大分見通しがよくなるな。
しかし、及川卓也さんも書くように、この柔軟性をもつなかなか魅力的な方法論を日本の出版社が採用する気配が薄いのは残念である。