2年半以上前になるが、「「自由の真の代償」と「自由の真価」 〜 サイバースペース独立宣言を越えて」という文章を書いたとき、冒頭で触れたのが OpenNet Initiative の研究員によって書かれた Access Denied: The Practice and Policy of Global Internet Filtering である。
- 作者: Ronald Deibert,John Palfrey,Rafal Rohozinski,Jonathan Zittrain,Janice Gross Stein,Robert Faris,Nart Villeneuve,Ross Anderson,Steven Murdoch,Mary Rundle,Malcolm Birdling,William J. Drake,Ernest J. Wilson III
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: ペーパーバック
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これはインターネットの現状、具体的には国によってどういうフィルタリングが行われているか把握するのに適した本である。著者にはジョナサン・ジットレインや John Palfrey といった重要人物も含まれていて、そうした意味でも注目なのだが、今年になってこの続編の Access Controlled: The Shaping of Power, Rights, and Rule in Cyberspace が刊行されていた。
- 作者: Ronald Deibert,John Palfrey,Rafal Rohozinski,Jonathan Zittrain,Miklos Haraszti,Hal Roberts,Nart Villeneuve,Ethan Zuckerman,Colin Maclay,William J. Drake,Ernest J. Wilson III
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 2010/04/02
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ふと気付いたのだが、『Access Denied』は公式サイトですべての章の PDF ファイルがダウンロードできるようになっていて、残りの序文などは MIT Press のページから同じく PDF がダウンロードできるので、本がまるごと PDF で揃うわけだ。
もしやと思い調べてみたら、これは『Access Controlled』も同様で、公式サイトとMIT Press のページからやはりまるごと PDF でダウンロードできる。
これは驚きである。誰か翻訳しないもんかな。
