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SUPER 8/スーパーエイト

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以前映画館で本作の予告編を観たが、いかにもこけおどしな映画に思えたので、観に行くつもりはなかったが、「キラキラ」で町山智浩さんの紹介を聞いて俄然観に行きたくなった。

およそ30年前を舞台とし、本作の製作に名前を連ねるスティーヴン・スピルバーグの『未知との遭遇』と『E.T.』といった(あと『グーニーズ』とか)映画への憧憬を感じる映画と聞いたら観たくなるよ。

J・J・エイブラムスの映画は『M:i:III』『クローバーフィールド』を観ているが、正直映画監督としては微妙というか懐疑的なところがある。

本作にしても、『クローバーフィールド』に近いアタック感が強いが対象がよく見えない出し惜しみ感たっぷりなショック演出が多用されており、かなりウンザリした。この歳になると、設定に無理を感じて没入できないところもあったし。

じゃあ本作のことが嫌いかというと、そうではない。というか、少年たちが 8mm フィルムでゾンビ映画を撮るような映画を嫌いになれるわけないだろ! 少年たちが映画を撮るというと『リトル・ランボーズ』もそうだが、主人公とヒロインが心を通わせていくところがちゃんと撮られている本作のほうが好き。

映画の日に本作を観たためか映画館はかなり埋まっていたが、エンドロールが始まるとともにさっさと席を立つ人が結構いて、エンドロールに流れるアレとナックの「マイ・シャローナ」が見所なのに、と他人事ながら気の毒になった。本作のような映画でなくても、(トイレに行きたいとか事情がなければ)折角映画館で観るんだからエンドロールまで楽しんだほうがいいとワタシは思うけどね。

たださっさと席を立った人のことも分かる気はする。本作はストーリー展開がクールなため、本編が終わったとき席を立てなくなるような余韻に欠けるのだ。

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