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Daniel J. Soloveのプライバシー論が面白そうだ

先日、八田真行が Twitter で、ワシントン大学Daniel Solove について連投していた。

最新刊の Nothing to Hide という書名を見て、それ小林啓倫さんが書評していた本じゃないかと思い出し、八田さんに教えてあげた。

Nothing to Hide: The False Tradeoff between Privacy and Security

Nothing to Hide: The False Tradeoff between Privacy and Security

……のだが、その後もどうも彼の名前に引っかかりを覚える。何でだろうと自分のはてなダイアリーを検索したら、Daniel J. Soloveの『評判の未来:インターネットにおけるゴシップ、噂、プライバシー』がクリエイティブ・コモンズライセンスで公開という記事が出てきた。自分のブログでも取り上げてたのね(この表紙のハゲ頭はインパクトがあり、それが記憶にひっかかっていたようだ)。

彼は旧作を PDF で全文、しかもクリエイティブ・コモンズライセンスの元で全文公開している。

八田さんや小林さんが面白いというのだからこれは読んでおきたいし、彼のプライバシー論は個人的に早く押さえておきたいところ。

というのも以前原書を紹介したジェフ・ジャーヴィスの新刊の邦訳が早くも今月出るからだ。

パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ

パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ

『フリー』、『シェア』に続く本として売り出しにかかっている気配で(関係ないが、三冊ともワタシが原書を紹介しているな…)、これを読んで鵜呑みにして「プライバシーとかもう古い」とかしたり顔で言い出す馬鹿が出てくることが容易に予想されるからだ。とりあえず Solove の最新刊『Nothing to Hide』の邦訳が出ないものかな。というか、ワタシが訳せたらいいのだけど……

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