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『Founders at Work 33のスタートアップストーリー』からの名言引用(その3)

Jessica Livingston『Founders at Work 33のスタートアップストーリー』から興味をひく発言を引用するシリーズの3回目である。

当時、私はメディアの民主化という思想に強いこだわりを持っており、大切なことはそれでした。実際、その思想は会社よりも大切だったのです。しかし、社員にとっては、生計の手段としてはもちろん、心の支えになっているのも会社ですから、そんな気持ちになっていても、会社なんかどうでもいいんだとは言いにくいものです。

これは Blogger の創業者であるエヴァン・ウィリアムズ(Evan Williams)の発言である。

Blogger におけるエヴァン・ウィリアムズの苦闘についてはスコット・ローゼンバーグ『ブログ誕生』にも詳しいが、彼の話は『Founders at Work』の中でも有数の厳しさである。特に一度社員を全員解雇しなければならず、それにより大変な不興を買った話が辛い。

しかし、エヴァン・ウィリアムズが「メディアの民主化」にそこまで強いこだわりがあるとは思ってなかった。Blogger の苦境に際して彼を支え、そして後に Twitter を生み出す背景にはこれがあったからとも言えるかもしれない。一方で、元々グループウェアみたいなものを作っていて Blogger ができたのに、その企業版でのマネタイズに彼が積極的になれなかった理由もこのあたりにあるのかも。Google に買収されて結果オーライだったわけだけど。

Founders at Work 33のスタートアップストーリー

Founders at Work 33のスタートアップストーリー

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