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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

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2011年最後の映画館での映画鑑賞。

トム・クルーズの『ミッション:インポッシブル』シリーズには一貫して微妙な印象がある。一作目はブライアン・デ・パルマがスランプから脱せてないことがクリアに伝わる見所のない映画だったし、二作目は前作と対照的にジョン・ウーらしさが出た娯楽作だったが、結局トム・クルーズの俺様映画で全然『チーム大作戦』じゃなかったし、三作目はサスペンス映画としてダメだった。

そんなシリーズの最新作をよもや映画館で観ることはあるまいと思っていたが、本作は監督が『Mr.インクレディブル』ブラッド・バード初の実写映画というのが興味をひき、また評判もよかったので初めて IMAX シアターで観てきた。正直、日本のバカ高い映画料金にさらに追加で払うなんてケチなワタシからするとアホらしい話なのだが、本作の場合実に迫力があって、ワタシも見ていて力が入りすぎて股関節が痛くなった。

本作も前作に続いてチームとしての活躍が強調されていて、そのあたり前作の監督で本作では製作にまわったJ・J・エイブラムスの功績だろうか。あと前作の上海に続き、ドバイとムンバイという国際マーケットを意識したロケ地選択も。

結論として、本作はワタシ好みの『スパイ大作戦』に仕上がっていて、アクション映画としてよくできていた。サイモン・ペッグが前作以上に出番があったのが嬉しいし、シリーズ最高作といってよいのではないか。

ストーリーとしては味方側、敵側の両方に「ん??」と思ってしまう行動があるし、映画のラストで明かされる秘密も、正直そうしないほうが映画として締まったと思うんだけど、とにかく130分をこえる上映時間ダレずに押し切ったのだから立派なものだ。

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