Software Design2012年08月号に寄稿した

yomoyomoの執筆、翻訳活動に Software Design 2012年8月号への寄稿を追加。

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2012年 08月号 [雑誌]

旅行中に原稿依頼を受け、しかもお題が洋書ということで頭を抱えながら選定した。結果として、たとえ訳書が出ていても今回の特集では他のページでまず紹介されないような本を5冊（正確には6冊）選んだ。

Derek Sivers - Anything You Want

• CD Baby創業者デレク・シヴァーズ初の著書『Anything You Want』が出た - YAMDAS現更新履歴

これは洋書入門書という意味で。Amazon.com で異様に評価が高いのは不思議だが、いろいろ基本に立ち返らせてくれる本だと思う。

Anything You Want

Amy Brown, Greg Wilson - The Architecture of Open Source Applications Volume I, Volume II

• オープンソースアプリケーションのアーキテクチャの解説書が無料公開されている - YAMDAS現更新履歴
• オープンソースアプリケーションのアーキテクチャ解説書の続編が（まもなく）公開 - YAMDAS現更新履歴

最近、柏野雄太さんが「宝石のように素晴らしい」と評していましたね。

Daniel Lathrop, Laurel Ruma - Open Government Collaboration, Transparency, and Participation in Practice

• ティム・オライリーの「プラットフォームとしての政府」論文がウェブに公開されている - YAMDAS現更新履歴

公共に利益をもたらすサービスと自助努力の精神という意味で。

Open Government: Collaboration, Transparency, and Participation in Practice

Daniel J. Solove - Understanding Privacy

• Daniel J. Soloveのプライバシー論が面白そうだ - YAMDAS現更新履歴

立場の違いで賛否あるだろうが、彼のプライバシー論は読む価値があるし、ジェフ・ジャーヴィスの著書における杜撰な紹介がひどいと思ったのもある。

Understanding Privacy

Stewart Brand - How Buildings Learn: What Happens After They're Built

• スチュアート・ブランドの『How Buildings Learn』につながる水脈 - YAMDAS現更新履歴

IT の分野からの「越境」に見えるチョイスかもしれないが、「知の水脈」のつながりを意識してほしいということですね。

How Buildings Learn: What Happens After They're Built

Software Design に寄稿するのは2006年7月号以来だから、実に6年ぶりになる。今回いろいろ思うところがあったが、果たして次回はあるだろうか。