近年、公の場での演奏から引退した状態にあるロバート・フリップが珍しく(7年ぶり?)インタビューを受けている。なぜ今回 Financial Times のインタビューを受けたのか。一つは、FT Weekend がフリップが購読している唯一の新聞だから……そうすか。
自身の引退状態について、「私の人生は、インタビューを受けるのを止めてからずっと改善した」「プロのミュージシャンとしての私の人生は、無益でつまらないものだった」など、いかにもフリップなお言葉を連発していて、フリップ真理教信者のワタシは盛り上がってしまう。
インタビューは主にレコード会社(具体的にはユニバーサル)との闘争についての話が多く、彼にとってもはや音楽業界は死につつあるもののようだ。彼の音楽業界との闘争は40年以上前にデビューした頃からだが、それについては以下のように語っている。
40年経って何が変わったか? とても簡単だよ。40年前は市場経済があった。それが今日では市場社会だ。今では倫理を含むあらゆるものに値がついている。
フリップ節健在は分かったが、キング・クリムゾンの復活は期待できないですね、これは……

In the Court of the Crimson King
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