先週 WikiSym 2012 がオーストリアのリンツで開催されていた。Wiki の国際シンポジウムである WikiSym も8回目である。
参加された某氏(別に隠す必要はないのだろうが…)によると発表の九割は Wikipedia に関するものだったそうだ。実際スケジュール表を見るとセッション名に Wikipedia が入ったものばかり。
Wikipedia に関しては Wikimania というカンファレンスがあるわけで(Wikimania 2012 が7月にあったばかり)、WikiSym まで Wikipedia 一色に近いのはどうかと思うのだが、しかし、利用者にしろデータの規模にしろ Wiki を研究題材にしようとすればやはりこれになるのは避けられないということなのだろう。