はてなブックマークで振り返るYAMDAS Projectの2012年

毎年恒例なので説明は省略。YAMDAS Project本家、はてなダイアリーのYAMDAS現更新履歴、そしてマガジン航に提供した文章も含め、2012年に公開した雑文、翻訳の被ブックマーク数トップ20は以下の通り（2012年12月30日22時時点）。

今年は『情報共有の未来』の正式版を公開したことが一番のトピックだろう。比較的コンスタントに更新が行えたと思うが、11月以降一気に勢いを失った。その理由は、端的に言えば公私とも気苦労することがあり、現在まで軽度の鬱状態が続いているためである。

だから今、上のリストを見ても特に感慨はない。久しぶりに自分のサイトに技術コラムを書いたら、これまでで最大のブックマーク数を集めたが、その題材同様、もはやどうでもよいことである。村さ来ネタが年末になってマイナーなリバイバルを果たしたのはせめてもの慰めである。

率直に言って、今年はひどい年だった。後半になるに従い、その色を増したように思う。これは友人のベンジャミンにも話したのだが、ワタシの中で今年は2002年を思わせる嫌な年だった。2002年は初めての訳書を刊行した年だったが、あれから10年経ち、初めての著書が正式版となった年にその再来を感じるのは因果なものだと思う。ただ、それは他人にはどうでもよい話だろう。

年末休みになっても気持ちが一向に晴れないのは、今年もろくでもない年だったが、来年一層ひどい目にあうことが確定しているからだ。

実は公開を控えている翻訳仕事が二つほどあり、来年も活動は続くと書きたいのだが、現実に生活の基盤が危うくなれば、ウェブの更新どころではなくなる。正直こんなことになるとは思わなかった。呑気なものだと言われても仕方がない。

ワタシは負けたのである。一時は逃げおおせるのでは、罰を受けずに済むのでは、と期待したものだが、やはりそれは甘かった。かつては yomoyomo の活動のために身を持ち崩しては元も子もないと思っていた。それはそうなのだけど、しかし、それを取り去り、自分に何が残るのか考えれば何の違いがあるのかとも思う。