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キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

本国での評判がかなり悪かったのでどうだろうと思っていたが、いや、これいいじゃないの。

本作について前作『キック・アス』ほど楽しくないと言う人は、実は前作のポップで軽快な演出の裏でどれだけ非道徳的で(その点を今は亡きロジャー・イーバートは怒ってましたね)暴力的なコンテンツを喜んでいたか忘れているのではないか。つまり、本作でもふっきれた暴力描写は健在である。

前作はクロエ・グレース・モレッツ演じるヒットガールの凶暴なキュートさが多くの男性観客のハートをゲットしたわけだが、ニコラス刑事が怪演していたイカれた親父の元で非現実的な存在だった彼女のスクールライフ、具体的にはスクールカーストの問題が(主人公について前作ほど描かれないかわりに)描かれていて、そうきたかという感じだった。

本作では「本当の自分とは何なのか」という問いかけが何度もなされる。とだけ書くとまったく魅力的に思えないが、スーパーヒーローの意味をちゃんと問うた作品になっていて、その点について本作の内容は個人的にひどく刺さるものがあった。

本作にはジム・キャリーが出ること、その役柄も知っていた。てっきり彼が正義を追及するあまり暴走するようなストーリーだとばかり思っていて(なんたってジム・キャリーなんだし!)、しかし正直「これ本当に彼がやってる?」という感じで、彼にそういう狂気は望むべくもなかった。彼も歳をとったんだなぁ。

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