ウォシャウスキー姉弟によって映画化された『クラウド・アトラス』で知られるデイヴィッド・ミッチェルだが、この人英語講師として8年間日本にいた経験があったり、夫人が日本人だったり何かと日本と関係のある小説家だったのね。
その彼が、新作『The Bone Clocks』のプロモーションのインタビューで、好きな日本の小説を5つ選んでいる。日本とゆかりのある人なので、解説もちゃんとしていてヘンなところはない。その5作は以下の通り。
- 谷崎潤一郎『細雪』(asin:4101005125、asin:4101005133、asin:4101005141)
- 遠藤周作『沈黙』(asin:4101123152)
- 有吉佐和子『華岡青洲の妻』(asin:4101132062)
- 安部公房『砂の女』(asin:410112115X)
- 小川洋子『博士の愛した数式』(asin:4101215235)
『沈黙』や『砂の女』というワタシの読書歴の中でも大きな本の名前を見るのは嬉しいね。しかし、ワタシは谷崎潤一郎が大好きなのだけど、『細雪』はまだ読んでないんだよな。読む時間をいつか取れるだろうか……。
あとこれは前にも書いたことがあるが、『博士の愛した数式』の英訳題はなんでこんな趣がないのだろう。
あとデイヴィッド・ミッチェルは上でリンクしたインタビューの中で、この5作とは別に村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』の名前を挙げている。
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The Bone Clocks: A Novel (English Edition)
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