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蛭子能収の食のチョイスはかの国民的作家を思わせる(マジ)

これを見てハタと思い当たったことがある。蛭子能収さんの食のチョイスは、かの国民的作家を思わせるものがあるじゃないか? それは誰か。『街道をゆく』シリーズにおける司馬遼太郎である。

これはマジである。司馬遼太郎がライフワーク的紀行集『街道をゆく』において、旅先で食べたものについての記述を調べた「街道を食う」をごらんいただけると分かると思う。

連載当初、司馬遼太郎は圧倒的にトンカツとカレーライスをチョイスしていたそうな。「トンカツは私の旅の心得のひとつで、こればかりは土地の都鄙を問わず、店舗の華卑を問わず、味に上下がない」という文章は、太川陽介の証言にも合致する。

しかも紀行集という性質上、旅先で会席接待を受けてなおそういうメニューに固執したところなどよく似ているではないか。

もっとも司馬遼太郎は歳を経るにつれトンカツとカレーライスのかわりにそばを好んで選ぶようになったのだが、60代後半にしてとんかつ、カレー、オムライスな蛭子さんには今後一層の健康を祈念してやまない。

まぁ、なんといってもワタシの中で蛭子能収さんは、立花隆美輪明宏と並ぶ、ワタシの故郷が産んだ偉人ですからな。

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