菊地凛子の主演映画『ラスト・サマー』については以前触れたが、朝日新聞社などが主催するイタリア映画祭2015の特別上映作品に入っているのを知った。
東京では4月29日の上映とのことで、あとこの映画祭は大阪でも開催されるようだが、田舎暮らしのワタシは行けなさそうで残念である。
ここの読者ならご存知だろうが、『ラスト・サマー』において菊地凛子さんの息子役をブレイディみかこさんの息子さんが演じている。昨年そのケン君(ハンサム)とみかこさんとご一緒したときには、「いやぁ、ケン・ワタナベの後を継ぐのはケン・ブレイディですよ!」とヨイショをして、みかこさんを呆れさせたりしたが、あのとき床に転がりながらタブレットでサッカー見ていたケン君もどんどん大きくなってるのだろうな。
余談はともかく、この『ラスト・サマー』といい、『Kumiko, the Treasure Hunter』といい、菊地凛子さんの主演作の日本公開の話が一向に聞こえてこないのはいったいどうした訳なんだ。
『Kumiko, the Treasure Hunter』というと、少し前に町山智浩さん(id:TomoMachi)がたまむすびでテレビドラマ版『ファーゴ』を語っていたとき、『ファーゴ』を実話だと信じて死んだ人もいる、と『Kumiko〜』の元ネタが都市伝説であることや監督もそれを分かった上で映画にしたことに一切言及しないまま『Kumiko〜』を紹介していて、心底呆れた。
町山智浩さんは、本当に『Kumiko〜』が実話でなく都市伝説を元ネタにしていることを知らないのだろうか。まさかと思うが、だとしたら映画評論家としてかなりみっともないし、知っててわざとああいう話し方をしたのなら極めて不誠実だと思う。