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クレイジー・ハート

アメリカを代表する名優ジェフ・ブリッジズがアカデミー主演男優賞を(ようやく)とった作品である。

アカデミー賞はその人の盛りを過ぎてから取ることが多いのはどうかと思うが、取れないよりマシだ。本作はそこそこ評判は良かったので期待して観たのだが、もちろんジェフ・ブリッジズの演技に文句はないが、映画としては薄い感じだった。

音楽はT=ボーン・バーネットが手がけており、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』同様安心して観れるのだが、コリン・ファレル演じるカントリー界の現在のスターが、わざわざロートルの作る曲をあてにするという設定は、カントリーの世界では歌手と同じくらい作曲者を重要視するということを知らないと観客は無理を感じるのではないか。

本作にはロバート・デュヴァルが出ているが、彼は製作にも名前を連ねており、歌手という設定ではないが劇中歌声を披露しており、エンドロールでも彼の歌が流れる。お前、要は自分の歌を入れたかっただけじゃねーのかと疑いたくなるが、思えばデュヴァルも落ちぶれたカントリー歌手の再起を図る映画『テンダー・マーシー』でアカデミー主演男優賞をとったんだった。というか、この映画の製作に関わる時点で、自分と同じようにジェフ・ブリッジズにもオスカーをとらせようという気持ちがあったのか。

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