2014年がほぼ月刊山形浩生状態だったという話を以前書いたが、ふと調べてみると今年もそうなりそうである。
2016年に彼が執筆や翻訳で関わった本は、今の時点で以下の通りである。
- メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 (NextPublishing)
- 人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史
- 死の迷路 (ハヤカワ文庫SF)
- インドから考える 子どもたちが微笑む世界へ
- 気候変動クライシス
- 不平等論: 格差は悪なのか? (単行本)
- 新訳 明日の田園都市
- クルーグマン国際経済学 理論と政策 〔原書第10版〕上:貿易編
- クルーグマン国際経済学 理論と政策 〔原書第10版〕下:金融編
- クルーグマン国際経済学 理論と政策 〔原書第10版〕 ハードカバー版
『メイカーズのエコシステム』のように解説のみや、『死の迷路』や「明日の田園都市」のような既訳もあるにしろ、このあと数冊刊行されればそうなるわけで、これは恐ろしいことである。
『インドから考える 子どもたちが微笑む世界へ』と『気候変動クライシス』というお互い基本的に関係ない本が、同じ訳者で同日に同価格で刊行されるというミラクル(?)まで起こっているのは面白い。
それはそうと、『クルーグマン国際経済学』だが、上巻と下巻をあわせた値段よりも合本ハードカバー版のほうが高いのはなんでだろう?