ルー・リードの未発表の詩集 Do Angels Need Haircuts? が出版されるされるとのこと。確か彼は詩人としての成功を目指していた時期があり、未発表の詩はあると思っていた。
- 作者: Lou Reed,Anne Waldman
- 出版社/メーカー: Anthology Editions
- 発売日: 2018/04/24
- メディア: ハードカバー
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この本に収録されるのは、1970年にヴェルヴェット・アンダーグラウンドを脱退し、ソロで再デビューするまでの間、父親の弁護士事務所で働いていた時期に書かれた詩らしい。
これが今になって陽の目を見たのは、彼のパーソナル・アーカイブがニューヨーク公共図書館入りが大きかったようだ。少し前に滝本誠が、海外のクリエイターのドキュメンタリーを見るといつも感心することとして、(その人がビッグになるか分からないのに)昔の写真や映像をしっかり残しているアーカイブ精神を挙げていたが、この精神がないところに文化など根付きえないのではないか。
洋書の値段がべらぼうなので、邦訳が出てくれないかとも思うが、そういえば昨年観た映画『パターソン』の中で、永瀬正敏が「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」とか言っていたっけ(笑)。
あ、amass でも記事になっていた。