「Linux をてがけて30年経った今なお、リーナス・トーバルズは自身が作ったオープンソースのオペレーティングシステムとそれがこれからもたらすイノベーションの見通しに夢中である」という文章で始まる記事だが、先日開催された Open Source Summit North America を取材した記事である。
いろいろ読みどころはあるだろうが、やはりもっとも目を惹くのは、「Rust is coming to Linux」の見出しである。
実は、ワタシもこの話題を何度かこのブログで取り上げている。
- Rustこそがシステムプログラミングの未来(で、C言語はもはやアセンブリ相当)なら、Rustで書かれたドライバのコードをLinuxカーネルは受け入れるべきなのか? - YAMDAS現更新履歴
- 2020年はLinuxカーネルにおけるRust元年になるか? - YAMDAS現更新履歴
どうやら2022年が Linux カーネルにおける Rust 元年になりそうだ。
こちらはその話題にフォーカスした記事である。2020年のときと同様、おなじみ Dirk Hohndel との対談でリーナス・トーバルズが、もう直近のリリース、つまりはバージョン5.20で Rust のインフラストラクチャが Linux カーネルにマージされるだろうよと語っている。
これまた先日公開された Stack Overflow の開発者調査でも、Rust はもっとも開発者に愛されるプログラミング言語、もっとも使いたい言語に選ばれており、Linux カーネルが受け入れるのも自然な時の流れなのだろうか。