初期ピンク・フロイドの中心人物だったが、薬物や精神的な問題のため離脱を余儀なくされた「クレイジーダイヤモンド」シド・バレットが絵を描いていた話は何かで読んだ覚えはあるが、彼のその分野の作品を見たことはなかった。
なので、1960年代初頭から、その最晩年(!)にいたるまでの彼の作品を一望する動画には驚いた。
多彩な絵を描いていたんだな! しかし、1971年の絵の後、21世紀初頭まで制作年がほぼ10年置きくらいになってしまうのは悲しい。21世紀、つまり彼の晩年になると点数が増えるのだが、これはどういう精神面の変化だったんだろうな。
改めて Wikipedia 日本語版のシド・バレットのページを読むと、デヴィッド・ボウイが「膨大な数のバレットの絵画作品をコレクションしている」こと、その死後に実妹がインタビューで、シド・バレットが「美術史に関する研究書の執筆に傾注していた」ことを語ったらしいが、本当かしら。
そういえば、昨年には彼の全詩集が出ている。これの邦訳はさすがに期待できないかな。
Amazon のページのレビューで、「Opelがエンジニアの書き間違いで、本当はOpalというタイトルだったという事実」にはワタシもビックリ! 車の名前ではなく、オパールだったわけだが、ひどい間違いをやらかしたものだ。